読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ひ弱で力のない少年だったチポロは、ある日彼を哀れんだツルの神が自ら矢に当たったことにより少しずつ生きるための力を蓄えていく。チポロの日々が変わり始めた頃、幼馴染の少女イレシュが魔物たちによって連れ去られてしまう。それから三年後。自らの無力を悔いたチポロは自身を鍛え上げ、弓矢の良き使い手になっていた。そんなときイレシュらしき「氷の魔女」の噂を聞き……。
アイヌ民族を描く児童文学。無力な少年がめきめきと力をつけて、幼馴染を助け出すべく旅立つ。そして彼には神様であるオキクルミにまつわるとある秘密が。
力強くて優しいお話で、神様と人間の違いを描きつつも、人はそれでも強く、善性を信じて生きていてほしいと願いが込められているように感じました。結構オキクルミもその部下であるヤイレスーホも勝手なんですが、それがまた人間臭くて面白い笑
ヤイレスーホとイレシュは異種族恋愛か!? とわくわくしてしまったんですが特にそういうことはなく。ヤイレスーホがかわいそうな終わり方でちょっと残念……ロマンスがあっても楽しかっただろうなと思う少女小説脳です。
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