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大祭の夜に 神々の迷宮 (講談社X文庫―ホワイトハート)
 冬至と新月が重なる十九年に一度の特別な夜をむかえるフィリグラーナ王国では、その「冬の大祭」の話題ばかり。祭の火神役に国王直々に指名された軍人ルーザ=ルーザも、舞の練習にはげむ日々を送っていた。
 一方、迷宮管理庁で暮らすようになった海人の少年ワツレンは、地底湖の調査中に奇妙な剣を発見する。それは、国の運命を左右する和睦の剣だった……。
 神聖な祭のさなか、ワツレンは魔物に立ち向かう!(裏表紙より)

『神々の夢は迷宮』から続くお話。孤児になった海人の少年ワツレンと、迷宮と人々のファンタジーで、この世界観がすっごくすっごく好きなのである。今回はパズルネタは少なく、神々と世界の秘密にちょっと踏み込む話でした。
ワツレンが、素直で本当にいい子! きっと大人になったらいい人タラシになるよ!
ルーザ=ルーザとオレクタンテがいい感じのケンカップル(?)でとてもいい。女心の分からないルーザ=ルーザと、仮面を被りすぎて頑なになってしまったオレクタンテ(ちょっと妄想入り)とか!! なんだそれもっと見たい!
続きはもう出ないそうなのですが、西東さんのサイトで続きが連載されているので、また読みたいと思っています。
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