忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[1284]  [1283]  [1282]  [1281]  [1280]  [1279]  [1278]  [1277]  [1276]  [1275]  [1274
娘に語るお父さんの歴史 (ちくまプリマー新書)
「お父さんって子どもの頃どうだったの?」娘・セイコの素朴な疑問に、生きてきた時代を確かめる旅に出た父・カズアキ。「未来」と「幸せ」について考える物語。(裏表紙より)

セイコの祖父母は戦争を体験した世代、曾祖母は第一次世界大戦を知っている。だったらお父さんはどうだったの? おじいちゃんおばあちゃんに比べると、昔話、弱い。
弱い、という言葉がなかなかぐっさり来て、でもなるほどなあ、そういう捉え方も出来るか……と不思議に納得しました。そうして、カズアキさんは昭和という時代を振り返ることになる。
私にとって、昭和という時代は、やっぱり終戦を境にしている。終戦後の日本っていうのははち切れそうだったよなあ、という印象。どんどん経済成長していって、みんなぴかぴかに輝いた顔をしているテレビの映像を思い浮かべる。特に、万博の映像。お金である程度の幸せが買えるような時代だったのかというのを改めて思う。やっぱり、はち切れそうな時代だったんだろう。その裏側に、たくさんの問題を抱えていた。「速さ」というのは善し悪しだ。
自分たちは幸せだったのか。今の私たちは幸せなのか。はっきり言うことはできないけれど、未来を信じるからこそ家族はできるのかな、と思うと、じわっとした。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
10 2024/11 12
S M T W T F S
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]