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暗き神の鎖(中編) 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
ヨギナ総督をつとめながら、エティカヤ王バルアンの妃として、王子を出産したカリエ。アフレイムと名付けられた王子も元気に育ち、カリエはエティカヤの女性として、これ以上望むべくもない地位に到達していた。だが、久々にカリエと再会したミュカは、その表情に意外な陰りをみとめる。一方、カリエを守ると誓ったラクリゼは、弟の圧倒的な力の前に、かつてない不安を感じていた……。(カバー折り返しより)

まだまだ序の口、という具合の中巻。カリエが決意するまでと、その否応ない運命が大口を開けて彼女を飲み込んでいく。リウジールという最強のクナムが、恐ろしい言動でカリエとラクリゼを翻弄する。これ本当に少女小説かよ! という、えぐい展開にうひょーあひゃーと悲鳴をあげてしまいます。
バルアンが若干小物化しているのは気のせいかなーとか、エドの男っぷりがどうして上がっているんだろう? とか、ミュカとイーダルはどんな駒になって女神の手を示していくんだ? とか、色々あるので続きを読む。
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