読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「護衛を探しているんだ。雇われないか」
騎士団を馘首になったばかりの不良騎士グレールを、酒場でスカウトしたのは時空漂着者のサクラ。異界から来たという彼は、その“再活性”能力ゆえ各王宮に知れ渡った存在だった。
快楽の契約を交わし人間の血を啜るヴィアローたち。その美しき種族の王ツバキを追って、サクラはここへ来たというが——。
「……なぁサクラ。再活性者って、なんだ?」(裏表紙より)
異界を行き来する存在があり、ヴィアローと呼ばれる吸血種族が、ミアリーと呼ぶ人間と契約を交わし血をすする、そんな生き物たちがいる物語。あとがきを読んで納得しましたが、原稿依頼が「十五巻くらい出ている話の、間の一巻完結」の話ということで、設定も話も投げっぱなしの、アクションありファンタジー、でした。へ、変な原稿依頼!
ちょっとお耽美なところもあり、でも女性の登場人物がほぼ皆無だったり、刀だったり銃だったり、オーバーザレインボーだったり、ごた混ぜの感じがなんとなく映画っぽくて、不思議な活劇でした。
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