読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
サマーアにアライスという〈光〉が現れ、人々は希望を取り戻す。
だが、〈光〉を未だ目にすることのなかった時代、〈光〉が己の輝きの萌芽に気づく前、その姿はどう映っていたのだろう。
混沌とする〈未来〉を決して諦めなかった者たちがいた。
彼ら六人は時にアライスを支え見守り、救国軍の礎となる。
そのケナファ騎士団の六士隊長の軌跡を追った連作短編集。(裏表紙より)
夢の上シリーズ外伝。本編を三巻とも読んでいた方が分かりやすいし、おっと思うと思います。個性的な隊長たちが、何をもってそこにいるのか、という短編集。本編には大きく関わってきませんが、人の大事なもの、夢を追う物語が収められている。
イヴェトの話と、ラファスの話が好きだなあ。特に、未来を追うラファスの話がいい。アライスが関わってくると、ぐっと明るくなって、大きい物語を感じる。
最後のアーディンの話に! お前は! 最愛の人の娘とのフラグを立てるのかと! ……いや、穿ち過ぎかもしれませんが、でも確実に彼女はアーディンのこと好きでいるよね恋かはともかく。
楽しく読んだシリーズも、これでおしまいか……。もっと読みたいなあ。本当に面白かったです。
PR
この記事にコメントする