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パプリカ (新潮文庫)
精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する!(裏表紙より)

頭の中がえらいことになりました。どこからが現実でどこからが夢なのか段々分からなくなっていく後半で、ラストがラストなので、え!? と叫びました。
作中で、美貌の女性である敦子(パプリカ)は様々な男性から愛を寄せられるわけですが、やっぱりこれって男性の妄想の具現化だよなあと思うなど。あとがきにもありましたが、知性的な女性もいいけどキュートな少女もいいなという感じだなというのは結構感じました。
前半、中盤、後半と分かれている感じ。前半は夢探偵パプリカの活躍、中盤はDCミニを巡る争奪戦、後半は夢と現実にカオス感がすごかった。
今敏監督の「パプリカ」がまた見てみたいなーと思いました。よくこれを映像化できたなあ。
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