読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
奈良の薬師寺で働く明日香。地名やその由来が大好きで、愛読書は『日本霊異記』。とあることをきっかけに、薬師寺では予言をする女性職員がいるという噂になっているらしい……そんな明日香は、少し気になる絵馬を見てしまい……。
装丁が可愛い。本体も赤に金インクで印刷。連作短編集です。地名や『日本霊異記」を絡めているのは、すっごく面白いんですが……なんというか、後半になればなるほど、話が思っていたのは全然別の方向に行って、最終的に明日香の妄想なのか本気の怪異なのかわからない、不思議な話になっていたように思いました。
ちゃんとオチがついていたのは最初の「奇しき岡本」だけで、後は全部後味が悪いか、オチが分からないので「んん?」ってなります。なんかちぐはぐな話だなあと思って読み終わりました。
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