読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
中堅化粧品会社・白雪堂に新卒で入社した峰村幸子。看板ラインの「シラツユ」販促キャンペーンチーム担当となった。だが、シラツユの売上は下降線、峰村が先輩の槙さんに相談しながら考えた企画は他のメンバーには理解されない。就職浪人中の彼氏との溝も深まり、さらには情報漏洩疑惑や合併の噂まで聞こえてきて……。眼前にそびえる壁を自然体で乗り越えようとする峰村の姿に頑張る気力が湧いてくる、お仕事小説の白眉。(裏表紙より)
さらっとした読み心地。企画で頑張るぞ! というのも、現在の恋愛がこじれたり新しい恋に発展するのも、会社の危機! も、全部少しずつ取ってきたという感じで、ほとんどギスギスしないので気楽に読んでました。峰村がだいぶと柔らかい性格だから、誰かに噛み付いたり喧嘩したりというのがほとんどなかったからだと思う。
多分、この話は、槙さんくらい、三十歳になって次のステップへ、という段階になってからが本番なんだろうなと思いました。まだ峰村は新卒で、会社への愛着心も、仕事しなくちゃという切羽詰まったところもなく、自分はなんなんだろうと思いつめるまで歳を重ねていないから。会社への、シラツユへの愛着や、もっと上へ、となった時に、新しいお話が始まるんだろうな。
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