読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
アンチウイルスプログラムの少女、デュアルとドロシー。地球上のあらゆる時代、さまざまな場所が記録されたデータが、ウイルスに侵食されないよう、監視を行っている。ある時、二人は謎の少女を助ける。リモという名前以外は何も覚えていない、「お花畑」の記憶しか持たないという彼女の正体を確かめるために、三人は旅を始めるが……。
プログラムの人格でしかないデュアルとドロシーが、リモという少女を通じて、この世界のよろこびを知る。けれど、真実を知った時、決断の瞬間が訪れて……。
データでしかない世界だけれど、友人を持ったり、家族を持ったりして、「楽しい」「美しい」「美味しい」などを理解していく少女たちがとても可愛い。まあその時点で悲しい予感しかしないわけですが……。
大事な友達が、いちばん大事なときに救ってくれるっていうのに弱いです。スミレ……。
作り物であったとしても確かに「在る」ものがある、というのが、最後のドロシーの涙にあるように思いました。
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