読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
本書には教育相談室を舞台にした十三の架空の事例が紹介されています。本文はカウンセラーとクライエントの会話の形で綴られており、各事例でのカウンセラーの見たてと対応がわかりやすく示されています。平易な文章の中には豊富な経験を持つ著者による臨床の知見が溢れており、本書を読み進めていくなかで著者の考えるカウンセリングのあり方を知り、カウンセリングの要諦にふれることができるでしょう。
また、各章末にあるカウンセリングにおける重要キーワードや最新トピックを解説した“コラム”も見逃せないものとなっています。
臨床実践の進め方がわかりやすい言葉で示されているので、専門家の方々だけでなく、カウンセリングに関心をもつ中学生・高校生や一般の方々にもお勧めの一冊です!(カバー折り返しより)
教育相談事例です。不登校、不定愁訴、いじめ、かんもく、知的障害など、小学生の子どもたちが示した問題を、実際にやりとりしたようにまとめています。すごく分かりやすくて、なるほどなあと思いました。2008年の本なので、教育現場の対応はもう少し変わっているように思いますが、こういう積み重ねがあるから、少しずつ周知されてきているわけで。この本には、理解のある先生方ばかりだったけれども、実際はそううまくいかないと思えるのがもどかしい。
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