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夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))
想いびとである小松原と添う道か、料理人として生きる道か……澪は、決して交わることのない道の上で悩み苦しんでいた。「つる家」で料理を旨そうに頬張るお客や、料理をつくり、供する自身の姿を思い浮かべる澪。天空に浮かぶ心星を見つめる澪の心には、決して譲れない辿り着きたい道が、はっきりと見えていた。そして澪は、自身の揺るがない決意を小松原に伝えることに——(第一話「冬の雲雀」)。その他、表題作「夏天の虹」を含む全四篇。大好評「みをつくし料理貼」シリーズ、〈悲涙〉の第七弾!!(裏表紙より)

再び、号 泣 。うおおおん、うおおん、うおおおおおおん……!
ついに自身の道を定めた澪。小松原はすべてを悟って引き受けてくれた。しかし彼を思う気持ちが消えるはずもなく、あるショッキングな出来事によって、澪には更なる苦難が襲いかかる。辛いなあ、辛いなあ……。優しくしてくれる人もいれば、厳しくしてくれる人もあり、澪は少しずつ道を決めてきたけれど、最後にあんな事件が起ころうとは。すべてを叶えきった後に、もしかしたら……と刹那の希望を持てることが嬉しかったのに、大事な人を亡くしてしまった。
この次の次の巻が最近出たそうですが、その次で終わりらしい? ので、最後まで読みたいと思います!
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