読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
レイチェルは、病弱な大親友アリシアの傍にいるために、そして何より片思いしている彼女の弟、ノアと別れたくないために、ノアにかりそめの結婚を持ちかける。ノアが姉、アリシアに密かに想いを寄せていることを知りながら。しかし次第にノアの愛情に満ちた言葉と態度にレイチェルの心や激しく揺れはじめ……「君は俺の妻だ。かりそめだろうが何だろうが、俺の一番大事な人だ」想いを隠して嘘をつき、すれ違う。両片思いの契約結婚の行方は!?(裏表紙より)
なんて美しくて上品で切ない恋のお話なんだろう!
引っ越しした新しい土地のお隣の美しい四兄妹とともに育ったレイチェル。特に末の弟のノアと病弱なアリシアと親しくなる。レイチェルはノアに恋をするが、やがて彼が実の姉であるアリシアを思っていることに気付いてしまう。父からの縁談をきっかけに、アリシアを理由にノアと結婚したレイチェルだったが……。
とにかく「愛しているのに本当のことが言えない」という苦しさがあって、切なくって。私が好きなあの人が愛しているのは別の人、しかもそれが自分の親友だなんて。レイチェルの伸びやかで優しい性格がまたよくって、それはもう引き裂かれるような思いだよね……! と終始うるうるしながら読み進めていました。
何度かもうだめだと思って落涙する場面があったんですが、最後の手紙はやばかった。
切なくて素敵なお話でした。
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