読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
正義を貫く警察官として働いてきたローレルは、ある日ステイシーと出会い、恋に落ちる。二人で住む家を決めてリフォームをし、そこで愛を育む二人だったがローレルが末期癌であることが発覚してしまう。一人残されるステイシーのために遺産を残そうとするローレルだったが、ニュージャージー州オーシャン郡では同性のパートナー同士への支給は法的に認められていなかった。
2008年に実在した二人の女性のドキュメンタリー「フリーヘルド」を原案とした作品。同性婚についてまだあまり進歩のなかった時代のお話で、ローレルの所属する警察組織やら郡政委員会やらがもうこれでもかと頭カチコチなのが象徴的です。
溌剌とした働く女性だったローレルがどんどん病み衰えていく演技がお見事。素朴で若いステイシーの賢明さや不安も感じ取れて、ままならない状況がどんなに辛かっただろうと思いを馳せました。政治利用されたくないけれど、って、そうだよなあ……。
私たちは普通の人ですという価値観になっていく最初の段階のようなお話でした。世界がよりよく変わっていってほしいな……。
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