読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
発掘者のフィオーラが過去の遺物を掘り当てるのは、夢や真実のためではない。目的はただひとつ——金のため。そんな冷めた考え方のフィオーラだったが、ある日眠っていた人間の青年を発掘してから彼女の生活は一変する。大金獲得の可能性を期待してその身柄を引き受け、記憶を失った青年にジョーイと名付け、助手とすることに。しかし世間知らずでド天然な彼に、フィオーラは振り回されっぱなしで……!?(裏表紙より)
古代都市コンクラトゥスの《遺物》の発掘業が発達している街、メルカート。天涯孤独の少女フィオーラは、組合に所属しない発掘者。ある日、生きた青年を発掘してしまったことで、コンクラトゥスと《夢紡ぎ人》の過去に触れることに。
悲しさをばねに強く生きる女の子の話でした。何があっても、フィオーラが「くそー!」って頑張ってくれるので、いい方向に行く予感がずっとあって、安心して読めました(という感想もどうかと思いますが、いやしかしどシリアスも好きですよ!)
ジョーイが、天然というか、自然体で攻め体質なので、喋っている間中ずっとフィオーラに対する好意を発散させているので、こいつ……! ってなりました。物理的に打たれ強いという話が出ていましたが、メンタルもイケメンじゃないですかね!? 何があってもしれっとフィオーラの側にいそうで、安心します。
どんどん時代が進んでいく中の活気がある人々の街の話だったので、ファンタジックというより、メンタル:イケメンを楽しみました。明るく楽しい物語でした。面白かったです。
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