読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
少女マンガ雑誌の当時の掲載作品を振り返りつつ、作品を論じたり、作家を論じたり。どちらかというと、風俗的なこと、読者層や掲載誌についての話が印象的でした。章ごとに作品の印象的な台詞を用いて、「男なら女の成長をさまたげるような愛し方はするな!」[宗方仁 『エースをねらえ!』]、読者たる少女がどういう風に読んでいたかというのに触れています。それから時代をどんどん経て……と現代になっていくにしたがってちょっと内容が薄くなっていっている気がするんですが、池田理代子とか山本鈴美香から24年組、吉田秋生の章は面白かったです。
コミケが報道で取り上げられる今、どんな風にマンガが受け止められているか知りたいなあと思うので、また探してみよう。
PR
この記事にコメントする