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時計塔の怪盗-黒き救いの御手 (一迅社文庫 アイリス り 1-2)
時計塔に住む純白の少女怪盗・クリスは、永遠の魂をもつ青年・クリストルとともに美術品を盗み、名作に残る悲しみを救っていた。幼なじみの少年探偵・ササラと敵対し、誰にも言えない秘密をかかえながら、罪を重ねるクリス。そんな中、警察から挑戦状を受け、危険な勝負がはじまる——!
少女が隠し続けた真実と選択した答えとは!?
WEBで人気の小説が、大幅加筆に10年後の未来編書き下ろしを加え、完全版として登場★(裏表紙より)

いいお話だった! 本当に、「物語の世界」という感じだったな。不思議で、でも心地よい世界のお話だった。
最後まで怪盗と探偵で突き進むのかと思ったら、そっち方面には行かず、街(世界)を救うというお話になっていって……。悪役の存在が突然で戸惑ってしまった。意外な真実に驚きもしたけれど、主人公が秘密を抱えている人物だというのはすごく面白いな。時計塔の怪盗という名前は誰のものだったのか、というのを考えるのが、すごく楽しい。
ハッピーエンドで終わってよかったー。
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