読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
結婚式の前日、由希子は昔の恋の思い出の品を捨てに出かけ、事故に遭う。気がついたとき、彼女は19歳の恋にタイムスリップしていた。さらに思い出の曲たちに導かれて、経験したすべての「恋」をたどるうち、高校時代の恋の思い出に立ち止まる……。一方現実の時間では、結婚を約束した恋人が、行方不明になった彼女を懸命に探していた。忘れられない過去の恋と大切な今の恋。彼女が選ぶのは? 思い出とともに愛を巡る恋愛小説。(裏表紙より)
事故に遭ったことで、過去に意識が飛んだ由希子。飛ぶのはいつも恋をしていた頃。かつての恋人との出会いや別れを思っているうち、最も大きな意味を持つ恋の思い出に至る。運命を変えるべきか。それとも戻るべきか。由希子の答えは。
まずどうでもいいことなんですけど、こんなにたくさん恋をする人はすごいなあと思いました笑
どれも彼女にとって大きな意味のある恋だった。不毛な恋も、苦しい恋も、気づかない恋もあった。結婚を前にしてそんな昔の恋の時代にタイムスリップするって、本当に飛ばなくても多分よくあることなんだろうなあと想像します。ふと今までの自分を立ち返るって、ある程度生きてくるとやるよなあと思うので。
作中、永遠に過去にいるらしい玲という女性が現れますが、彼女と由希子を見ると、やはり最も苦しいのは「永遠に別れること」なんだろうなあと。それが最後の恋になってしまった人はつらいよなあ……。
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