読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。
裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。
ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。
スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。
本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。
これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。(Amazonより)
裁判のときに裁判官が被告人に何か言い渡すことがある、その一言をまとめた一冊。個人的な思いもあれば、厳しい叱責を付け足したり、励ましたり。公平に捌かねばならない立場の人たちも一人の人間なのだと感じさせる。
でも裁かれる方もやっぱり人間なのでまったく響いてないんだろうなあという被告人もいる。繰り返す人はなんなんだろうな……と途方に暮れてしまうんですが、関わる人間も頭を抱えているんでしょうね。
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