読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
その本は図書館の奥でひっそりと眠っていた。彼女を待ちわびるように……。イェール大学の若き歴史学教授ダイアナは、錬金術の研究中にオックスフォードのボドリアン図書館で一冊の写本を手にする。褪せた金箔が放つ虹色のきらめき、鼻をつく不思議なにおい。それは彼女に何かを語りかけているように見えた。由緒ある魔女の家系に生まれながら魔法を否定して生きてきたダイアナはすぐに本を返却するが、やがて周囲で奇妙な事が起きはじめる。すべてはあの写本が原因なのか? ダイアナはオックスフォードの教授で天才科学者と名高いヴァンパイアのマシューと共に壮大な謎に取り込まれてゆくが——(裏表紙より)
由緒正しい魔女の家系に生まれながら、その力を疎んじ、自らの力でイェール大学の教授となったダイアナ。しかし研究のために一冊の写本を取り寄せたことで、ヴァンパイアであるオックスフォード大学の教授マシューと出会い、さらに様々なクリーチャーたちにつけ狙われることになってしまう。魔術師、魔女、デーモン、ヴァンパイア……彼らがそれほどまでに追い求める失われた写本〈アシュモール782〉とは?
パラノーマルロマンスなのかな。凄まじい潜在能力を秘めたヒロインであるダイアナと、知性があって美しいヴァンパイアのマシューの恋、そして写本をめぐるお話……なんですが。
300ページ読んでも話がまったくと言っていいほど進んでおらず、これだから海外翻訳小説は苦手なんだ……と思ってしまった。こういうものなんだけど、もうちょっとテンポよく展開してほしいなあ。
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