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贖罪 (双葉文庫)
15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った──あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま成長した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!?
〈特別収録〉黒沢清監督インタビュー。(裏表紙より)

小学四年生のエミリちゃんが、ある夏の日に性的暴行を受けた上で殺害された。その時近くにいた四人の少女たちは、数年後、エミリの母親、麻子にある呪いをかけられる。その時から続いてきた、罪の連鎖。
四人の少女(女性)が、当時のことを回想しながら、その語りの原因にもなった自分の事件について語る短編が四つ、そして彼女たちに呪いをかけた麻子の独白、合わせて五つの連作です。一本目の「フランス人形」からひいっ! って感じの話が始まったので、どうなるかと思ったら、全部が「ああああ」って頭をかかえる内容で。終章まで読むとちょっとほっとできたものの、でもなあ、と頭を抱えて転がってしまう。
「わたしが納得できる償いをしなさい」の意味が分かった時には胸を突かれた感じがしました。そうかあ。そうだよなあ……。
かなり心理的な部分が大きい話だったので、ぜひ映像になったものも見てみたいと思いました。
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