読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
若返りの呪いをかけられたブランカ姫は、解呪の鍵である《魔王》マルディシオンの身体を操り、妹姫レオノーラを奪取した魔物ペルドゥラルを北へ追いつめていた。だが、最後の決戦に臨むブランカ一行を待ち受けていたのは、過酷な選択で…!?「わたしを愛さなくても構わぬ」「俺以外の男にお前を守らせてたまるか……」《魔王》と護衛騎士セロ、ブランカ姫をめぐる至高の三角関係の行方は…!? 運命と踊るシリーズ第3弾!(裏表紙より)
本編完結巻。うおおおおもえたー!!! 瑞山さんの話って最終回への盛り上がりがほんとすごいなあ! 邪神ペルドゥラルとレオノーラの蜜月の歪みにはあはあし、マルディシオンの寂しがり具合に切なくなってにやにやし、ブランカの愛らしさににこにこして、リリアナの最強具合に笑った。
レオノーラは切ないな……。しかし大変たぎってしまった。こういう不幸で、なのに幸せな人ってぎゅっとしてあげたくなる。
それから、私は何もかもを持っているだろうに、たったひとつのものが手に入らないという人がほんっとに好きなので、マルディシオンがめっちゃめちゃ好きです……。ほんとかわいい……。いとおしい。幸せにしたい。最後の最後に予感めいた爆弾を埋めていったので私はそれが気になって仕方がない。
タイトルが踊りに関する言葉なのに、なかなか踊りっていう言葉が出ないなあと思っていたんですが、一番最後まで読んではあああ……!! となりました。そういう結末の付け方は本当に大好きです! もう、もう……! と感無量でした。
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