読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
アシュリーは女だけど男装して伯爵家に仕える召使い。お世話するシルヴァン様はスキンシップ大好き。気さくに抱きしめられたり、髪を撫でられたり毎日がドキドキの連続。男装がばれそうになった時「女なのは前から知ってた」と甘く唇を奪われ……。男装を一枚ずつ脱がされ高鳴る鼓動。胸いっぱいで純潔を捧げ——。「可愛い人、一生大切にするよ」と告げられ、寵愛の歓びは最高潮に!(裏表紙より)
あらすじからは絶対に分からないプリンセスストーリーです。
天涯孤独のアシュリーは、幼い頃、行き倒れたところを名門伯爵家の令息シルヴァンに助けられる。命を救ってくれた彼に一生仕えることがアシュリーの望み。けれどシルヴァンには婚約の日が近づいていた。彼のお供として、短い旅行に出たアシュリーは、そこで自分のルーツを知ることに……という、よくある話ではあるんですけど、たいっへんかわいい話でした。
行方不明の王女の存在や、一生お仕えしようという少女の無垢な願いとかもそうなんですけど、何よりシルヴァンがとっても紳士。言葉遣いも優しいし、アシュリーに対して無理やりとか自分のものにしようという欲求を、すごく上手に隠してる感じ(なのが終章を読むとよくわかります)。
そこからヒロインがプリンセスになるところも、彼と結ばれることになるところも、さらっとすぱっと簡単に進むんですが、分かりやすくて面白かった。かわいい物語でした。
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