読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
またいつもの悪だくみか。祖父ダニエルの計略で次々結婚するいとこを見ているD・Cは、ある女性のエスコートを頼まれてそう思った。だが祖父は意外にも、あの娘はクールすぎておまえに向かん、いやなら断れ、とそっけない。パーティの夜、D・Cはその女性の姿を目にして思わずうなった。まさに“クール”な氷のプリンセス……長い夜になりそうだ。今度は独身貴族の孫三人がターゲット、手を替え品を替え、ダニエルの陰謀はもう誰にも止められない!?(裏表紙より)
マクレガー家の孫たちのお話。『マクレガーの花嫁たち』の続きに当たるお話で、花嫁で登場したいとこ娘三人組が再登場。今回も連作で、とても面白かった。画家とキャリアウーマン、カジノボート運営者と歌手、弁護士と書店店主という三組のカップルのお話なんですが、どれも家族という存在がいきいきしていて楽しかったです。
一番最後の弁護士と書店店主のお話が面白かったな! かつて太っていて本の世界に逃げ込んでいた少女が、愛する店を手に入れて美しい女性に変身している、でもまだコンプレックスがくすぶっていて……。前二作の男性が非常に女性扱いに慣れた人たちだったので、優等生な印象の弁護士・イアンとうぶな書店主ナオミの話は、ちょっとかわいらしくもあった。
PR
この記事にコメントする