読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられた〈麗しの薔薇姫〉アレク。たまに皇宮を脱け出すアレクは、帝都の下町で祖父の仕事を手伝っていた。そこで出会ったのは迷子の聖職者。彼こそが異母姉の恋する本物の副祓魔師だった! 皇宮に戻ったアレクが来臨の目的を探ると、なんと彼はジークとノエルの結婚話をとりまとめに来たことが判明。しかもその提案を受けたジークは、彼にはアレクとの結婚を勧め……? 王宮ファンタジック・ロマン第三巻!!(裏表紙より)
前巻より引き続き、師兄とノエルのお話。師兄ギィ・アドルフは、話してみるとどうもノエルのことを好いているらしい。けれど頑なに「聖祓魔師猊下とは結婚しない」という。その理由とは……というわけで、ああーそりゃ結婚しないって言うわーノエルダメだわーって思う内容で笑 アレクの明るさとうまくやっているジーク、押せ押せゴーゴーなノエルのせいで忘れがちだけれど、三兄弟の親周辺の事情ってだいぶと闇だったんだわと思い出す巻でもありました。ノエルの恐怖はきっと根深いよね……。
そんな後に親世代の過去編である「昔々、皇宮で」が収録されていて。思わず一巻を読み返しましたが、ああーここがもう一人の妾妃が絡んでえらいこっちゃなのかあと天を仰ぎたくなりました。この話だけみると実に美しい話なんですけれど……うん。
あとがきを読むとノエルとギィの結婚式があるようなので楽しみだ。
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