読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
仲村叶は特撮オタク、通称特オタ。シングルマザーの母親から「女の子らしくない」と取り上げられ続けた特撮愛を、大人になって一人暮らししているいま満喫している二十代。だが偶然同じ特撮好きの小学生や年上の女性に出会ったことで少しずつ趣味に対する後ろめたさを解消していく。しかし何も知らない母親との距離は難しいままで……。
原作は数巻読みました。数年前原作を読んだ当時は「つらいよなあ……」「大変だなあ……」と思っていたんですが、この2023年にドラマを見ると、あれっ、オタクを取り巻く状況がかなり変わってる? と思ったんですよね。だってこの時代、大抵の人が「推し」を推してるんだから。
時代が変わってよかったなあ……と思いながら、家族や周囲の無理解に苦しんだ人たちのことを想像して視聴。年齢的なものもありますが家族の理解が得られない、好きなものを否定されるというのは本当に見ていてきつくって、お母さんが出てくるところはだいぶはらはらして見ていました。だから最終話直前、叶がお母さんを「じゃかあしいわクソババア!」と殴るところ、殴れ、殴れ、私なら殴ると思いながら見ていたので、本当にびっくりすると同時に仕方がないとも感じました。
最後はちょっと和解した空気を出していたけれど、こういう問題は根深いから解決には至っていないのがちょっと気になったかな……。誰かの好きなものを否定しないって難しいんだよな。
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