読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
あることがきっかけでクラスでないものして扱われている森崎明日香は、ある日校内にいるはずのない少女から身体を探してほしいと頼まれる。その午前0時、接点のなかったクラスメートたちとともに深夜の学校にいた明日香だが、全身を血で赤く染めた少女に全員殺されてしまう。そうして目覚めるとそれは本来なら昨日にあたる朝。同じ一日をループし続けると気付いた明日香たちはその現象から逃れるため、自分たちを殺しにくる「赤い人」から逃れつつ、ある少女のばらばらになったカラダを見つけ出そうと試みる。
無視が続く主人公、人気者だけれど違和感を拭えない子、クラス中のいじめっ子などなど、カースト的に接点のない六人が、怪異を通じて交流を深めたり、深夜の学校で捕まったら死ぬ追いかけっこをしながら宝探し的に身体のパーツを探す、という展開。とても青春。だいぶ血が出てるけど。
みんなで仲良く過ごしているシーンが本当によくって、この怪異が終わったらみんな忘れるのかなあ……と思っていたら、全員が「失敗してもループするから」と信じていたものをぶち折ってくる展開、あるあるだけど最高ですね、絶望という意味で。転生したりループしたりなんて都合のいいことは起こらんのだよ……。
きらきら青春パートと、真っ暗な校舎で赤い人に追いかけられたりするホラーパートのバランスがよく、気軽に見れるホラーでした。
PR