読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
どこの時代とも分からぬ世界。国は請負会社に戦争を委託し、戦闘機に乗るのは「キルドレ」と呼ばれる永遠の子どもたちだった。キルドレは永遠に歳を取ることもなく、また死ぬこともない。基地に配属された新しいパイロット、カンナミは、淡々と日々を過ごす。同じキルドレである同僚トキノ、女性パイロット・ミツヤや、司令官クサナギと関わっていくうちに、キルドレの秘密を知ることになるが。
森博嗣原作の小説をアニメ映画化したもの。原作は、どこまで読んだか覚えていませんがそれなりくらいまで読みました。が、内容をあんまり覚えていないので、とても新鮮な気持ちで見ました。
原作がすごく断片的というか、読んでいると同じ側面からでしかその世界の出来事を追えないので、映像にするとどういう風に脚色して描くのかなと思っていたんですが、とても……とても私好みでしたよ……! キルドレの描き方とか、道具の使い方とか。人を食った台詞もそのままだったように思うし、この静謐で無慈悲で淡々と過ぎていく、隔絶された箱庭的な世界観がとてもいい! と思いました。スイトの囚われ感がよかったなー。同じくカンナミの淡々とした態度もよかった。世界は何一つ変わらないけれど、もしかしたら変わるものがあるかもしれない。スイトが眼鏡を取った時そう思った。
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