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「令嬢ジョンキエール -愛と復讐の果てに-」
18世期フランス。ある未亡人は、好色な侯爵の求愛についに応じ、恋仲になるが、陥落した彼女に侯爵は早々に飽きてしまった。弄ばれたことを許せなかった彼女は、友人から聞いた、貴族の妻になりながら捨てられ娼婦に身を落とした夫人とその娘を使って復讐を企てる。

恋人にすぐに飽きられてしまった未亡人が、元恋人の好みそうな女性を使って彼を陥れ、最後に素性をバラしてやろうという復讐を企てる。貴族に捨てられて娘を産み落とした夫人は降って湧いた幸運に飛びついて娘を唆すも、娘本人は賢く物静かで、自分たちのしていることが正しいとは思っていない。そんな状況で企てられた恋愛ゲームと復讐の果ては?
みんな自業自得という印象の強い作品。たった一人、自らの心に殉じて行動したジョンキエールだけが本当の幸せを得たのかもしれない。どん底から這い上がってもたった一つ綺麗なものを持っている人間が強いのだと思いました。
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Author:月子
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