読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ある日、車に轢かれそうになったところを助けられたルナ。彼、宇宙翔は宇宙開発事業団に勤めており、地球に降り注いだ彗星のかけらを持っていた。その彗星こそ地球への侵略者、プリンセス・スノーカグヤだった。セーラー戦士たちは地球を守るために戦うことになり……。
コミックスの「かぐや姫の恋人」です。宇宙に焦がれる優しく穏やかな青年と、宇宙飛行士に選ばれた気の強い女性が主軸キャラクターで、月へ行くことをかぐや姫に会いに行くという台詞に絡めたお話です。ルナが人間の女の子になる貴重なお話という方がわかりやすいでしょうか。
ずいぶん昔に一度見たきりで、漫画版の方だけをずっと読んでいたので、改めて見ると劇場版と漫画版の違いが結構面白いなあと思いました。よりコメディとアクションを強化した劇場版と、切ない恋を描き切った漫画版だと、後者の方が好きだなあと思いました。
劇場版はなんだか全体的にこじんまりしていて、原作大好きな身からすると、実はこの敵も前世からの因縁に繋がるんだよ的な壮大さが見えにくくってちょっと残念。かぐや姫を挟んだ翔と姫子の話も美味しいところなのに、姫子がちょっと嫌な人に見えるのがなあ……。
しかし劇場版はだいぶとアニメ版の設定やキャラクター像を反映させていて、一つのお話なのに劇場版と漫画版それぞれの特色が出ているのはすごいなあと思いました。キスについて語るうさぎにそれが現れているのではないかなあ、などと思いました。
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