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前田黎生さん、95歳。9歳の時に父が失踪。のちに母が再婚。けれど家を飛び出して、准看護師になった。その学習の中で出会った一人の同窓生をきっかけに、共産党に関係する人たちが行っていた「無産者診療所」で活動するように。しかし折しも戦争が色濃くなってきた時代、黎生さんは特高によって留置されてしまう……。

映画館でみました。
保健婦になるまでがすでに波乱万丈。戦争が始まって、終わり、保健というものも大きく変わっていく。女性の立場も変化した。そうして、95歳になった前田黎生さんという人は、日本の保健婦の歴史をすべて抱いてきた人になっている。
見ていて不思議なのは、語る言葉も、意識も、すべて、この人はすべきことをきちんと持ちながらきちんと生きてきた人なんだ、とわかること。それは私自身には多分ないもので、生きるべくして生きる、という老齢の方の姿が、なんとも羨ましい。強いんです。言葉も姿も。見ていてわかる。
保健婦っていうのは、本当に地域に根ざしたところからきたものなのだなあと思ったので、その辺りのことをもっと知ってみたいと思いました。恥ずかしながら保健所の知識がほとんどないに等しいので……。
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