読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
クリスマスの夜、ホームレスの三人組(ホームレス、おかま、家出少女)は捨てられた赤ん坊を拾う。赤ん坊を元の家族に送り届けるため、三人は走り回るのだが。ある冬の奇跡の物語。
もう楽しすぎて! ホームレスの問題から目をそらしていないところももちろん、その三人の行動を物語にしているところがやっぱりすごいなあと思いました。緩急がすごかった。なんとなくだれてきたところに「わあああ!?」というシーンが挟まってすごくどきどきした。偶然が偶然を呼び、ドミノのように重なっていくところが気持ちいい。三人がそれぞれの問題の解決の方法を見いだしていくところは感動的でした。
三人組の中で、家出少女のミユキが、本当にリアルでね! 家出する前は小太りなんですがこの容姿といい言動といい、甘ったれ娘そのもので、家出した後の彼女の荒んだ様子から、物語終盤の屋上へ走っていくシーンに感動でした。見ればきっとどういう意味か分かってもらえると思うんだよあれ! 本当にね、身軽になっていくところがね!
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