読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
日本が戦争へと突き進んでいる時代。演劇は規制され、事前に台本の検閲を受けなければならない中、検閲官・向坂は、劇団笑の大学の座付き作家・椿の台本を検閲する。向坂のチェックに、椿は台本を書き直して持ってきた。それが何度も続く中で、二人の関係に変化が……。
三谷幸喜原作・脚本。舞台向きな、検閲室の二人のやり取りが続く作品でした。くすくすと笑うし、最後はじわじわくるし、本当に三谷幸喜さんの話はいい……。
一度も笑ったことがない男である向坂が、椿とのやり取りによって、段々と変わっていくのがいい! ちょっと坊ちゃん風味でとぼけた感じの椿は、純粋で無邪気というのかで、もう子犬のようでした。この固い男と坊ちゃん系男子のやり取りが、本当にブロマンス! などと思って本当に申し訳ありませんでした。
喜劇の笑いどころを解説するという、笑いをやる人には拷問のようなやり取りが続くのですが笑 これが面白いし、次に繋がるのが楽しい! こんなに少ない登場人物なのに、やっぱりうまいなあ……。切なくていい話になるのが、いい。感動した。
そして最後におじさんと青年の仲良しにときめく映画でもあるな、と思いました。面白かった。
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