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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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彼氏がいるのに、別の人にも好意を寄せられている汐梨。バイトを次々と替える翔多。絵を描きながら母を想う新。美人の姉が大嫌いな双子の妹・梢。才能に限界を感じながらもダンスを続ける遙。みんな、恥ずかしいプライドやこみ上げる焦りを抱えながら、一歩踏み出そうとしている。若者だけが感受できる世界の輝きに満ちた、爽快な青春小説。

短編連作。前の短編に登場した人物が次の作品に登場する形。
大学生たちが何かになろうとして、なれない現実を知りながら、どうしても諦めきれない……というような焦燥を感じました。将来への不安が漏れ出ていて、正直当時の自分を思い出して吐きそうでした。社会に出てみればそれはそれで吐くんですけれど、慣れたらなんてことないんですよね。ちょうどこの、大学生の時期が一番、どう動けばいいのか、折り合いがつければいいのかわからなくてもぞもぞしてしまう。
浅井さんの、女子の見方が、悪意があるわけではないんですが非リア感を感じてちょっと笑ってしまった。あるあるなんですけど、書いちゃうかーみたいな。男性から見た女子大生の姑息さと不器用さがにじんでいるようで。
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土鍋でつややかに炊きあがったご飯のありがたみ、かき混ぜる両手が決め手の韓国料理の味わい。夜のしじまに、甘やかに漂う出来たてのジャムの香り……。つくるよろこびと食べるよろこび、どちらも大切にできる場所。それが台所。そこでは、いつだって新しい発見と笑顔が満ちている。食材と調理道具への愛情を細やかに描き、私たちの日々の暮らしを潤す、台所をめぐる17のエッセイ。(裏表紙より)

旅行記か、短編を読んでいるようなエッセイ集。食べることがいろいろな情景に繋がっていて、読んでいて心地いい。平松さんの食べ物系のエッセイは、懐かしいような、遠い出来事のような、不思議な穏やかさと静けさがあるよなあ。
その国と人の料理や食べ物について知るために海外に行くのはめちゃくちゃ楽しそうだ。普通の家庭の普通の料理について知りたいんだよなー、と、読み終わってその思いを強くしました。
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「本屋になりたい」という気持ちのままに東京の巨大新刊書店から沖縄の小さな古本屋へ。この島の本を買取り、並べて、売る日々の中で本と人のあいだに立って、考えたこととは。(Amazonより)

新刊書店の店員だった著者が、沖縄で古本屋をやっている。扱う本のメインは沖縄のもの。
沖縄における本、その他物流の問題を踏まえて、沖縄の古本屋が持つニーズが実体験を元に書かれていて面白いなあと思いました。ふらっとやってきたおじさんが「これ俺の本。売ってよ」と言って、実際にそれを売るって古本屋さんじゃないとできないし、地域性もあると思うんです。そういう、日本のどこかにある、誰かが求めている本屋さん像が読んでいて楽しくて、心地よかった。
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 呪われた島から旅立ち、逃亡の日々を送ることになった孤独の悪魔を背負う男ヨクサルと死霊術師の孫娘シュガーリア。
 世界から失われつつある異端を救う道行きの中で、彼らは人ならざる有翼種の血を引く子供、ビーノと出会う。
「俺達のことは、信じなくてもいい」
「あなたは生かすわ……なんとしても」
 帝国の謀略が蠢く砂漠の街、バフハに潜入した彼らに追っ手が迫る中、ヨクサルは自分の罪と過去に直面する。
「お前を殺すのは──僕の役目だよ、ヨクサル」
 孤独と幻想のあわいで、シュガーリアの身を焦がしたのは、初めての恋の激情だった。(カバー折り返しより)

外の世界に出た二人の旅。どこまでもお互いしか見えていないような、この世界における尊く儚いものを見守るような気持ちで読んでしまった。ヨクサルとシュガーリアの繋がりはとても強固なものなのに、一方で脆く崩れてしまいそうな危うさと美しさがある。
幻想を破壊しながらそれを利用する帝国と、争う幻想と、その狭間の人と。否応無い変化がいずれ訪れる予感を覚えながら、ヨクサルとシュガーリアがともにあれることを祈らずにはいられません。
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王太子であるジークは突然聞こえた神の声に困惑した。
神曰くジークの婚約者・リーゼロッテは【ツンデレ】で、【破滅】を迎える【シナリオ】らしい……?
彼女のキツめの言動は、全て照れ隠し!? 神が解説する彼女の本心が可愛くて一人悶えるジークは、知る由もなかった。
実は神の正体が、ゲーム実況をするただの高校生だと……。
神託(※ゲーム実況です)を頼りに婚約者を救え! 隠したい本音がダダ洩れな悪役令嬢、バッドエンド回避なるか!?(Amazonより)

コミカライズの広告が気になっていたんですが、原作の方、読んでみました。
現実世界で遠藤くんと小林さんがゲームをやっていると、その声がゲーム内キャラクターの主要人物である王子ジークに届いてしまった。それを神の声として、リーゼロッテのわかりにくい(?)ツンデレ言動を改めて解説されることで、ジークは婚約者の可愛らしさと不器用さに悶絶し、また理解を深めたことで彼女が振りまく周囲への誤解を解く。
こういう形で説明という手法が取られるのかあ、と感心しました。ツンデレって、理解できれば結構わかりやすいものだと思うんですけれど、知らない人から見れば何この人、言い方きつくない? ってわけで。遠藤くんと小林さんのおかげで、ジークのみならず周りの攻略キャラクターも、そして読者も、リーゼロッテにめろめろです。
1巻内でちょこちょこ伏線らしきものが見えるので、2巻で明らかになるのかなあ。そうだよな、フィーネのカンスト状態ってそういうことだよな。その辺りの謎が明かされるのが楽しみ。
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巫女ユミィの専属護衛・千年獅をめざし、再び護士候補生となったシェルティス。以前と違うシステムに戸惑い、孤立する彼の前にモニカという候補生が現れて……!? 大切な少女を守りたいと願う、重層世界ファンタジー!(Amazonより)

第1巻を読んでからだいぶ間が空きましたが、続きを読みました。
まっすぐでピュアな少年少女だなあ! とにやにやするし、微笑ましくて笑ってしまいますね。一部の人たちが暗躍しているだけで多分メインの子たちはみんないい子だろう、などと思ってしまう。
伏線もりもりなので今後の展開が気になりますが、シェルティスとユミィがこの時点では切なすぎる。ハッピーエンドになるのかいまからやきもきしてしまいます。
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婚約者の王太子セシリオに、避けられるようになった侯爵家令嬢ロザリンデ。彼の側には、聖女のようにもてはやされる令嬢の姿が。これって、事実上の婚約破棄ですよね? その顔立ちのせいで高慢令嬢に誤解されやすいロザリンデは、王都を去り愛する竜たちの待つ故郷に向かうことに。もう政略結婚相手に恋なんてしない。私には竜を溺愛する自由な日々が待っている! ——はずが、竜の略奪事件が発生して!? 竜好き令嬢のドラゴンラブ!(裏表紙より)

竜の生息地を領地に持つ令嬢は、政略結婚の相手として王子と縁組をしていたが、ある日王子が心変わりし、竜を敵とみなす国教に近しい可憐な娘を側に置くようになる。これは婚約破棄? もともと顔立ちのせいで評判が悪かったロザリンデは、婚約破棄を知らせに領地に帰るけれど……というところから始まる、結構国や宗教や権力が絡んだファンタジー。
ロザリンデがずっとずっとセシリオのことを考えているので、復縁か? と思ったら、そういう展開かあ。『悪役顔令嬢』でこの展開はなかなか意外でした。そう思うとみんな婚約破棄すると結構スパッと次に行く人が多いんだな、と思ったり。
中盤から疲れてきているような文章になっていますね……。体言止めと台詞の省略が多くなってきた気がします。終盤の展開が早いだけに気になりました。
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誰にも愛されない悪役王妃、前世の記憶で反撃開始!!
OLの理世は、ある日歩道橋から落ち読んでいた小説の中に転生してしまう。しかもよりによって生まれ変わったのは悪役王妃のアリーセで!? 平和に暮らしたいのに、このままではあらぬ罪を被せられ処刑まっしぐら。ならばシナリオをぶっ壊し、華麗に破滅エンドを回避してみせましょう! 虐げられたドン底悪役王妃の快進撃が始まる!(裏表紙より)

転生じゃなくて入れ替わりですね。最後のシーンを伏せるためにあえて転生にしてるのかな。
日本人の女性でOLだった理世は、気付いたら読んでた小説の中の登場人物であるアリーセになっていた。このまま持っている記憶でチート……と思いきや、小説は読んでいた途中で誰がアリーセを陥れたかわからない。けれどとにかく何もしなければ破滅する現状を回避するために動くと決めた。
虐げられていたアリーセではなく、現代日本人としてのスルースキルというか立ち回りというかで、絶妙に逃げつつ、誰が企みを持っているかを探る主人公。王妃のままでいるのがなんというか、肝がすわってるなあ。
結局悪党たちは逃げてしまったし、頼みの王太子も好きな女性の尻に敷かれている感じだしで、このままアリーセがなんとかして国を守る展開になるのかな。
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「降伏しろ」「降伏なさい」帝国最強の剣士イスカ。皇庁が誇る魔女アリス。二大国が激突する戦場で二人は出会い、共鳴しながらも敵対する。追い求める理想の世界のために。細音啓、渾身のヒロイックファンタジー!(Amazonより)

機械仕掛けの帝国。星の力である星霊を宿す者たちの皇庁。長く続く二国間の争いで、帝国最強でありながらとある罪を犯して牢獄に入っていた剣士イスカと、皇庁最強とも噂される魔女アリスリーゼが出会った。敵味方で出会い、戦い、恋をしてしまう系かーなどと思っていたら思っていた以上にラブでコメで、バトルだった。そうそう、一巻ってこういう感じだよなー!
とにかくイスカとアリスが会うところがめちゃくちゃ楽しかったんですよね。べたなんだけど笑っちゃった。そして、この二人が争うのは見たくないなという気持ちが強くなって、最後の共闘はやっぱりすごくよかった。お互いに好意を抱いているのがまるわかりなのにというじれじれ感もよかった。
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沙漠の国で大統領が暗殺され、内閣は総逃亡。「仕方ない。私たちで国家やってみる?」立ち上がったのは、日本人少女ナツキをはじめ後宮の少女たち——。ハードな今日を笑い飛ばし、明日へ進み続ける彼女たちが、最後に掴み取るものは!?(帯より)

力強くて素敵なタイトルだなあと思っていたんですが、中身も大変素敵でした。これは少女小説だと思う!
紛争で両親を失った日本人少女ナツキ。チェチェン出身で将来有望で聡明なアイシャ。面倒見がいい姉御肌のジャミラ。後宮でありながら女性教育機関として機能するここアラルスタンで暮らす少女たちは、現大統領を支える若衆となるはずだった。大統領が暗殺されるまでは。
後宮という閉ざされた世界で暮らす(と言いながらも結構自由だ)少女たちの友情と戦い、国を支え守り政治をし、大人たちと渡り合う。場所が場所なだけに大変危険極まりない状況にもなるんですが、強くしたたかな彼女たちは力を合わせて綱渡りをする。
沙漠という国柄のせいか、全然じめっともしていないしアンニュイでもないし、カラッとして、とても明るくて気持ちのいいお話だった。みんなものすごく頭が良くて自分のすべきことをわかっているので、上手くコトが運ぶだろうかという不安はあるんだけれど人の失敗や過ちで台無しになるっていうストレスがなかったんだよな。すごく心が軽くなる読書だった。面白かった。
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Author:月子
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