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ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター

世界は回る。いつかは終焉を迎えるとしても。
再開以来、新しい関係をゆっくり育んでいたヴァイオレットとギルベルト。しかし人気自動手記人形と陸軍大佐……。多忙な二人は会うことすらままならず、すれ違う日々が続いていた。また、C・H郵便社も変革の時を迎え、彼女を取り囲む世界が大きく変わろうとする中、ヴァイオレットは”夢追い人”の街・アルフィーネを訪れる。
——お客様がお望みならどこでも駆けつけます。
これは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の物語である。(帯より)

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仕事をし始めたヴァイオレットと出会い、仕事の際にときたま会うようになった船乗りの交流を描く「薔薇と自動手記人形」。
名もなき獣を弟に投げて寄越したディートフリートが、偶然ヴァイオレットと共闘する「夜と自動手記人形」。
変わりゆくものを変わらざるもの、その中で仲間と過ごす輝かしい一夜と変化と未来を描く「旅と自動手記人形」。
思いを育てながら、獣であった過去から怯え、すれ違い始める二人の往復書簡と、彼らを取り巻く人々の思いを綴る「親愛なる貴方と自動手記人形」。
夢追い人の街で夢を追う少女に起こった出会いと夢の始まりの物語「夢追い人と自動手記人形」。
やっぱりどれも素晴らしかったのですが、ディートフリートとの和解、とまではいかずともちょっと認めてくれたのはすごく嬉しかった……。弟大好きをこじらせすぎなんだけれど、そういうところがこの人らしい。
往復書簡が続く「親愛なる貴方と〜」は、うっかりギルベルトの妹さんの手紙に涙してしまった。ギルベルトのしてきたこと、無意識の行いが、巡り巡って彼らを救うんだな。
そしてヴァイオレットのそれも結実する「夢追い人と自動手記人形」もよかった。ラストシーンのやりとりも、とても可愛らしく、切なくて。キスされて動揺するヴァイオレットがどうしようも可愛かった。でもここから大変な気がするのでギルベルトは頑張ってほしい笑
本そのものも、視覚演出がされているページがあって、すごくよかったなあ。
素晴らしい物語でした。読めてよかった。本当にありがとうございました!
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Author:月子
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