読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
魔導結界により国交を断絶する島国・ローランシア。アルメリアは弟と二人、盗賊として隠れ生きてきた。だが忍び込んだ屋敷の主・イーディスに捕まってしまう。弟を人質に「第一王子を盗み出せ」と命じられ、王宮へ潜入するアルメリア。それは、五年前に殺された両親の事件と国を巡る陰謀に繋がっていて!? 「今は殺されてやらねえよ」運命の船出へ誘う男・イーディス。彼は敵か、それとも……? 第16回小説大賞奨励賞・受賞作!!(裏表紙より)
閉ざされた島国。両親を暗殺され、盗賊をやりながら逃げる双子。限られた人間が持つ〈まじない〉の力。
盗賊に身をやつしながらも誇り高く、芯を持ったアルメリアがとってもいいヒロイン。悪ぶっているイーディスは、もっと優しくしてよ! と思いながらも、アルメリアの能力や信念を認めて甘やかさないところが実に大人という感じ。
設定や舞台がこの物語ならではの装置となっていて、ストーリーの面ではちょっと都合のいい〈まじない〉の力が発言するようにも思ったんですが、なるほどなあ、と面白く読みました。
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