読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
2019年に読んだ本(今年発刊のみにあらず)の中で、個人的にヒットしたものを適当にあげる、一年の総まとめの記事です。
読了したのは316冊。
ブクログさんによると、本233冊、電子書籍25冊、漫画56冊、雑誌2冊でした。
そもそもの購入を電子書籍にしたり、電子オリジナルを読んだりと電子書籍読書を始めた一年でした。まだ紙本が9割ですけれど、いつか割合が変わるのかなと本棚に圧迫された部屋を眺めつつ……。
今年読んで面白かった・ハマってしまった・楽しかったなどなどの本を選び出してみました。
香月美夜 『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』

アニメ化すると聞いて読み始めました。長い物語独特の、いつまでも読んでいられる感が幸せで心地いいです。
諸口正巳『常夜ノ国ノ天照』

悪趣味でグロテスクで悲しくて、そしてとても痛くて面白かった。
鈴掛真『ゲイだけど質問ある?』

ゲイにまつわる疑問や質問を当事者が答えるというわかりやすさと、誠実さを心がけた文章がとても読みやすくて、ほうほうと思いました。
宇佐江みつこ 『ミュージアムの女』

上品でくすっと笑えて、美術館のことがわかる本。いろんな人に読んでほしい……。
『ご本、出しときますね?』

トークバラエティをそのまま見ているかのような楽しい読み物でした。どうしてこんなに面白い対談集なんだろう。
山田南平『金色のマビノギオン ─アーサー王の妹姫─』

アーサー王の時代にタイムスリップしてしまった幼馴染三人組。異世界召喚もの好きが面白いと感じないわけがなかった。
やっぱり続きが読みたいのに音沙汰がない、という本ばかりだったように思います。新作を望むのはいまはもう贅沢なことなんだろうか……。当たり前のように続きが読める時代ではないということでしょうか。
きっと作者の皆様は感想に飢えていると思うので、これからも、遅くなろうともこうして細々と読んだことを知らせていけたらと思います。
2019年もお世話になりました。2020年もよろしくお願いいたします。
<追記>
2019年見た映画で面白かったものを挙げておきます。
「キャプテン・マーベル」
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「運び屋」
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「アベンジャーズ/エンドゲーム」
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「天気の子」
「ネオン・デーモン」
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「劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD」

「アナと雪の女王2」
読了したのは316冊。
ブクログさんによると、本233冊、電子書籍25冊、漫画56冊、雑誌2冊でした。
そもそもの購入を電子書籍にしたり、電子オリジナルを読んだりと電子書籍読書を始めた一年でした。まだ紙本が9割ですけれど、いつか割合が変わるのかなと本棚に圧迫された部屋を眺めつつ……。
今年読んで面白かった・ハマってしまった・楽しかったなどなどの本を選び出してみました。
香月美夜 『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』

アニメ化すると聞いて読み始めました。長い物語独特の、いつまでも読んでいられる感が幸せで心地いいです。
諸口正巳『常夜ノ国ノ天照』

悪趣味でグロテスクで悲しくて、そしてとても痛くて面白かった。
鈴掛真『ゲイだけど質問ある?』

ゲイにまつわる疑問や質問を当事者が答えるというわかりやすさと、誠実さを心がけた文章がとても読みやすくて、ほうほうと思いました。
宇佐江みつこ 『ミュージアムの女』

上品でくすっと笑えて、美術館のことがわかる本。いろんな人に読んでほしい……。
『ご本、出しときますね?』

トークバラエティをそのまま見ているかのような楽しい読み物でした。どうしてこんなに面白い対談集なんだろう。
山田南平『金色のマビノギオン ─アーサー王の妹姫─』

アーサー王の時代にタイムスリップしてしまった幼馴染三人組。異世界召喚もの好きが面白いと感じないわけがなかった。
やっぱり続きが読みたいのに音沙汰がない、という本ばかりだったように思います。新作を望むのはいまはもう贅沢なことなんだろうか……。当たり前のように続きが読める時代ではないということでしょうか。
きっと作者の皆様は感想に飢えていると思うので、これからも、遅くなろうともこうして細々と読んだことを知らせていけたらと思います。
2019年もお世話になりました。2020年もよろしくお願いいたします。
<追記>
2019年見た映画で面白かったものを挙げておきます。
「キャプテン・マーベル」
![キャプテン・マーベル MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51pcNXhZjNL._SL160_.jpg)
「運び屋」
![運び屋 [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/4186v8wwYuL._SL160_.jpg)
「アベンジャーズ/エンドゲーム」
![アベンジャーズ/エンドゲーム MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61CGTS20slL._SL160_.jpg)
「天気の子」
「ネオン・デーモン」
![ネオン・デーモン [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51IAe1qn68L._SL160_.jpg)
「劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD」

「アナと雪の女王2」
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![魔法少女隊アルス VOL.1 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51A5SW7HA7L._SL160_.jpg)
![魔法少女隊アルス VOL.7 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51K2r1NsbZL._SL160_.jpg)
魔法に憧れるアルスは、風変わりな少女としてクラスメートからいじられてばかり。しかしある日魔法界に迷い込んでしまう。人間であることをなるべく秘密にしながら魔女見習いになるけれど、魔法の源である妖精を逃したことで、同じく魔女見習いのシーラとエバは罰として大人になれない魔法をかけられ、逃げた妖精たちを再び捕まえるように命じられる。しかし魔法界はある危機に瀕しており……。
演出や描写が挑戦的で面白いダークファンタジー。主人公であるアルスの「魔法は人を幸せにするもの」などなどのまっすぐな言葉がきつく感じられるほどには、裏側の設定や大人たちの思惑は結構どろどろしているんだよなあ……。
世界を滅ぼす黒魔法を使うのは誰か? という最後のエピソードがいいよなーと思いました。やっぱりそういう意外な人物がいい。最後だからかめちゃくちゃ力が入っていて面白かったんですが、あっさり終わってしまったのでもう少し余韻を感じたかったかもしれない。

きょうだいは同じ境遇を分かち合った、かけがえのない同胞のはずだ。しかし一方では永遠のライバルでもあり、一つ間違うと愛情や財産の分配をめぐって骨肉の争いが起こることもある。実際、きょうだい間の葛藤や呪縛により、きょうだいの仲が悪くなるだけでなく、その人の人生に暗い影を落としてしまうケースも少なくない。きょうだいコンプレックスを生む原因は何なのか? 克服法はあるのか? これまでほとんど語られることがなかったきょうだい間のコンプレックスに鋭く斬り込んだ一冊。(裏表紙より)
きょうだいと呼ばれる関係にはこういう特徴や役割があって、という類型がわかりやすくまとめられた入門書のような一冊。仲のいいきょうだいのことが知りたかったんですが、どちらかというと仲が悪かったり、役割を与えられる光と陰の部分の話が大半だったかな。有名人のきょうだい関係に軽く触れていて、ほうほうと思いました。

新婚早々の騒動も落ちつき、近衛騎士フェリクスとますます仲睦まじい日々を過ごすアウローラ。そんなある日、王太子妃リブライエルの故郷に『森の祝福』と呼ばれる珍しい刺繍があることを知る。未知なる刺繍にときめきを隠せないアウローラは、フェリクスにおねだりをして、新婚旅行へ出かけることに! ところが、旅先では不穏な出来事が待ち受けていて……!?(裏表紙より)
旅行の楽しさとその地域のもの(やっぱり刺繍ですね)のよさがふんだんに描かれている、楽しい新婚旅行のお話。二人きり、というわけではないですが仲睦まじくいちゃいちゃしているアウローラとフェリクスが微笑ましい。奥様になってもアウローラはアウローラで、毎日が楽しそうだなあとにこにこしました。
敵に回りそうな人たちの正体もわかったし、王太子夫妻も動きを見せようとしているみたいだし、王女殿下の伏線らしきものも見えるので、続きが楽しみだ。

「はじめての夜」がテーマの5作品からなる恋の短編集。恋人たちが迎える初めての夜にはどんなドラマが…!? 幼なじみから長い年月を経て結ばれたふたり、夢の中の逢瀬から始まる恋物語、身分差を超えた激しい愛…。思わず笑ってしまうラブコメディから、思いがけないラストが待つ華麗な平安絵巻など、それぞれの著者の持ち味を生かした様々なラブストーリーを楽しめる充実の1冊!(Amazonより)
電子オリジナル。
身分の低い母親の元に生まれながら高貴な血を引く少年と、彼の世話を焼くようになった少女。同じ時間を過ごしていく中で、彼のある発見が二人を引き裂く。彼に会うために彼女は……。秋杜フユ「きみのとなりへ続く道」
夢を見ることで過去現在未来へと跳躍し、その出来事を予言して語ることで国を反映させていた姫は、偏屈で邪悪だという魔法使いの元へ輿入れすることになる。椎名鳴葉「夢路の恋人」
望まぬ結婚を強いられている令嬢は、心を許していた執事に監禁される。その理由とは。白崎紗己「罪咎の夜」
魔性と交わった祖先の血を引くがゆえに絶世の美貌を持つ令嬢は、結婚相手にブ男を望むが、現れたのは絶世の美男子だった……という、せひらあやみ「理想の伴侶」
いまをときめく公達である一寸法師に求められて結婚することになったあぐり姫。しかし彼女は彼とのすれ違いを感じていて……という、松田志乃ぶ「花のしとねで君を抱き」
どれも面白かったんですが松田志乃ぶさんは、『新釈グリム童話』のときも思ったけれど秀逸な短編を書かれるなあ、と感嘆しました。この平安ものの短編、すごくよくまとまっているし、少女向けらしさを含みつつ、「はじめての夜」のちょっと官能的な部分も盛り込んでいて面白かった。

文筆業を営む著者は、仕事柄怪談を収集していたことがある。そしていまも読者から不思議な話が届くのだ。ある日読者の一人から、畳の上を何かが擦る音がするという怪異を聞く。それは以前別の読者から届いた怪異の話と同じであったことから、著者はこの出来事を深く調べていくようになるのだが……。
実話っぽすぎる怪談。実在の人の名前(平山夢明、福澤徹三)が出てくるし、冒頭から語り手となる「私」の経歴が小野不由美さんと同じものなので、うわー! となりながら読みました。
怪異は感染するという恐怖感を描きつつも、調査したり、怪談話の歴史を辿ったり、口頭で伝えられていくそれらがどのようなものを根源としているのか、という研究めいた部分が特に面白かったです。ああ、怪談にはこういう理屈があるのねという。ただ「穢れ」が感染していくことの原因、それらが起こる理由はまったくわからないままなのが怖い。どんなに考えても、考えが及ばない何かが起こっているのが。

文芸編集部員だった新見は、突然女子向けファッション雑誌「ピピン」へ配属されてしまう。「かわいい」を連呼し、奇抜なファッションに身を包む少女たちや、その雑誌を作る編集部の女性たちをどうしても受け入れることができず、毎日やる気がない。けれど誰のために雑誌を作っているかということに真摯に向き合う彼女たちに感化されていき……。
原作は読了済。読んだときも思ったんですが、ドラマ版の方も、仕事に対する新見の姿勢にちょっと受け付けないところがあって、編集部員たちと毎度険悪になるところがうーん……と思ってしまいました。面白くないわけではないんですが! むしろ原宿系を馬鹿にするような人たちに「こういう仕事をやってるんだぞ!」と教えようとしているものだと思うんですが! どうしてそうも毎度毎度主義主張を押し付けるんだ新見ー!! という気持ち。
「かわいい」ファッションや小物類がどういうものであるのかが視覚的にわかって、カラフルで楽しかった。利緒役の女優さん、声がめちゃくちゃ可愛くて、声を当てるお仕事で活躍されたりしてないのかなーと思いました。