読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

そこは妖精の国と人間の王国が対立するところ。翼を持つ少女マレフィセントはある日人間の少年ステファンと出会い、恋に落ちる。しかしマレフィセントの十六歳の誕生日、ステファンは王になる資格を得るため、彼女の羽を切り取って奪い去ってしまった。深い悲しみと怒りを抱いて、マレフィセントは王になったステファンの娘、オーロラ王女に「十六歳の誕生日の日没までに糸車に指を刺され死の眠りにつく」と呪いをかける。呪いを恐れたステファン王は王女を妖精に預けて隠し育てさせるが、それをマレフィセントも見守っていた。
マレフィセントという魔女を肯定する物語。ここからヴィランズの人気もさらに高まっていったような気がします。
「眠れる森の美女」という作品で、祝宴に招かれなかったから王女に呪いをかけたという魔女を、そうするに至った理由があり、妖精である彼女の本質は優しく愛を知る存在であるという設定が、とてもお伽話らしくていい。誰からも愛されるオーロラに魅せられ、彼女を愛さずにはいられず、不器用な優しさでオーロラを助ける展開は、マレフィセントが誰よりも親らしくあり、頼れる友人であるシーンで胸を打たれました。
マレフィセントとオーロラの組み合わせもよかったですが、マレフィセントとディアヴァルの組み合わせも非常によかった! 自分だけは本当のあなたを知っているという従者、よきですね。

僕、ダックスフントの"フンフン"。
春。わくわくの新しい季節。藍ちゃんもついに大学生……ってどうしたの藍ちゃん、なんか毛皮が爆発してるよ!!
片想いの相手、鴨井から動物園に行こうと誘いを受けた藍。これってデート?
はりきってパーマをかけてイメチェンを狙ったはいいが、失敗してボンバーヘッドになった藍。落ち込む藍に、心晴が知り合いの美容師を紹介してくれた。彼女は鴨井の実の妹、燿里だった。
藍は燿里から、鴨井家ではいまだにキャロルの死についてわだかまりがあることを聞く。鴨井が家族の猫だったキャロルを連れて就職してしまった上、ひとりで死なせてしまったことを下の妹、陽咲が怒っているというのだ。
キャロルの死の遠因である藍は動揺する。この関係、本当に進んでいいの……?
あと一歩が踏み込めない、両片想いの二人に本物の春は来るのか?(Amazonより)
拙者、くっつこうとしている二人に家族の話が絡むのが大好物侍。
そんなわけで最終巻、大学生になった藍と距離を縮めようとする鴨井ですが、キャロルのことや、大学デビューに失敗しかけたり、デートが上手くいかなかったり、真面目で一生懸命な二人は色々と苦戦。けれどフンフンやプー子の努力もあって、ついにおまけの十年後の話にたどり着くという、最後までほんわかと優しいお話でした。それでも動物と暮らす難しさだったりが、ごく自然と描写されているのがとてもいい。「暮らしている」って作品の雰囲気がすごく感じられて。

伯爵令嬢マリエットの邸に連れて来られた少年・レオ。
傷ついた彼を労りたい。最初は家族愛のはずだったのに、
気付けば真面目で優しい彼に恋をしていて――。
想いを告げられぬまま、ある日彼は姿を消してしまう。
実は王子だったと知り、ますます叶わぬ想いを持て余していると、
戻った彼から急に婚約を宣言され!?
切ない恋を乗り越えた先に待っていた、甘々で淫らな幸せ新婚生活!(Amazonより)
血の繋がりのない母に命を狙われ、死んだことにして身を隠すしかなかった第二王子は、善良な家臣たちの支えもあり、別人として生きるための準備を進めていた。そんな彼を受け入れた伯爵家の末娘マリエットは、わけがあると知りながらレオと名乗る彼と少しずつ距離を縮めていく。
おっとすれ違いか? 病み展開か!? ときつい方向に話が行きそうな雰囲気になりましたが、お互いに賢く勇気があったので、きちんと話し合いがなされ、中盤以降はとにかくいちゃいちゃ。結婚してもいちゃいちゃしているところが読める楽しさがありました。
友情と理解しつつも結婚を決めたり、恩人のために手を汚すことをためわらない人がいたり、いくつかの要素が作品に寂しさや切なさを添えている雰囲気でよかったな……。諦めなければならないものやどうしても理解し合えないものがあるという。

母の葬儀に集まったマイケルとキャロリンは母フランチェスカの「火葬にして遺灰はローズマン・ブリッジから撒いてほしい」という遺言を訝しく思う。亡き母に指示されて、理由が書かれているノートを読み始めた二人は、母の秘密と恋を知る。人生のすべてを家族に捧げた母の願いとは……。
「母親」の役割を与えられた女性の苦しさと、家族への愛と情、恋の情熱を、大人になってようやく知る子どもたち。子どもたちは二人とも家族であることの難しさを知りながら、不和を解消できずにいる。そんなときに母が死んでなお教えてくれたもの。女性の在り方や息苦しさ、閉鎖的な田舎の窮屈さがしっかり存在した時代と家族を描くいい作品で、なんだかしみじみと見てしまった。
結局は不倫で、不貞行為なんですが、許される気がしてしまうのは、それを誰にも知られることなく終わらせて、亡くなる最後まで秘密として貫き通したからなのかな。思い出や希望を抱くことは許される、というか。母の物語を知った後のマイケルとキャロリンの選択は、フランチェスカを許したという意味だったと思うし、家族が許したのなら外野はどうこう言う権利はないからね。

テレビ関係の仕事をしている赤星は、なかなか成功もせず、SNSで食べ歩きしたラーメンを酷評し、倦んだ日々を送っていた。だがある日知人の狩野から雑木林で焼死体が発見された事件の関係者であることを聞き、ネタになるのではと取材を始める。被害者のこと、そして被疑者について聞いた赤星はその進捗をSNSに書き込みつつ、センセーショナルに報じる番組を作る。被害者の所属していた会社になぞらえて「白ゆき姫殺人事件」として話題になるも、世間の興味を引く内容は事実とはかけ離れていて……。
原作は既読。
インターネット上の炎上、報道被害、SNSの無責任な発言などなど、作品が発行された2012年から十年以上経ってもインターネットとメディアと人の関係はまったく変わらず、馬鹿馬鹿しい過ちを繰り返し続けているのか……とがっくりしてしまう。
Webでの過激で無責任な発言の数々は原作や映画製作当時はそうした振る舞いが直接的に自分に返ってくるものではないという世の中で、しかし現実に、誰かのものを自分のものだと発言したり行動したりして最終的にやり返されて殺されるという描写は、対比のようでいて同じものなんだよなあ……。
城野をちゃんと信じてくれていたのが、寝たきりの祖母と引きこもりの谷村夕子という、家族以外の人ともメディアとも繋がりのない、城野美姫を知っている人だったっていうのが皮肉で、救い。「知っている」ってそういうことなんだよな。


人間とモンスターが共存する世界では、互いの存在を繋ぎ、モンスターを癒す癒術士の存在が欠かせずにいる。そんな癒術士見習いの少年ユウは、小さな瓶に詰まった謎の少女メルクが何者なのかという謎を解くために旅立つ。しかしユウは無気力な性格な上、モンスター恐怖症で……。
ソシャゲのアニメ化。この辺りの話はちゃんとゲームでプレイしたものだったので懐かしく見ました。初期イベントの中でもストーリーが神がかっていて感動しましたよねえ。
私は少数民族の国の「紅き禍つ星と優焔の煌宗」に登場する長ユージアと妻リュンリーの夫婦にすっ転んだ人なんですが、シナリオの関係上、リュンリーさんが絡まなかったのでめちゃくちゃ残念でした……。
そのせいなのか、めちゃくちゃぐっときたのが「歌楽壇の王と鳥籠のディーヴァ」。歌を失ったディーヴァと、彼女のために輝ける舞台になった新ディーヴァの二人の、上手く素直になれないもだもだな関係が、歌を取り戻すまでのストーリーと合わせてドラマティックですごくよかった!
そしてやっぱり最後に来るよね、な神ストーリーと当時話題になったと記憶している「飛べない天使と万祈の聖翼」。成長したユウが、外の世界を知らない、望むことができないでいるオルトスの手を引いて、勇気を出して飛び出していく友情ストーリー、改めて触れてみても涙が出ました。空を飛ぶシーン、本当によかったなあ……。
放送時は放送局の関係かで見ることができなかったので、今回見ることができてよかった。
コズミック・イラ75。ナチュラルとコーディネイター間の争いは、地球連合と新世代コロニー・プラントの戦争に発展した後、独立運動や反コーディネイターを掲げるブルーコスモスによる戦闘行為と、人々は終わらぬ戦いの中にあった。事態を鎮静化すべく創設された世界平和監視機構コンパスは、初代総裁ラクス・クラインを据え、各地の戦いに介入している。舞い降りるは自由の翼、それを駆るキラ・ヤマトはしかし、終わらぬ戦いに少しずつ追い詰められつつあった。
上映中なので感想は続きから。
上映中なので感想は続きから。

雨の切り裂き魔と呼ばれたシリアルキラーが恋人だったメアリーは、彼を家ごと放火して逮捕された罪で服役し、出所の日を迎えた。保護観察官の紹介でガソリンスタンドで働くことになったメアリーだが、いまもなお元彼の幻覚に悩まされている。初の出勤日の夜は雨で、否応なしに元彼を思い出させられるメアリー。しかしそれは決して幻ではなく……。
恋人がシリアルキラーで、その男から逃れるために放火、結果的に生き残った少女だけれど、というその後を描くホラー作品。元彼がしつこい、というのが、彼が殺人鬼だっただけでこんなに怖くなるとは。
怖い人もやってきますが、メアリーの他の登場人物は常識がある普通の人だけに悲惨さが強い。しかし警察官が駆けつけて、助かると思った瞬間に、その警官が殺されてしまうの、ホラーのお約束すぎてちょっと笑ってしまった。そうそう、ホラーってこうやって心を折るんだよね、みたいな。
「OVA 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」
エルリック兄弟の旅を補完する、DVDに収録されていた「盲目の錬金術師」「シンプルな人々」「師匠物語」「それもまた彼の戦場」のOVA4本。
原作(というかファンブックだったか)に収録されていた「盲目の錬金術師」を始め、ウィンリィとリザの出会いのエピソードを補完しつつ二人の思いを描く「シンプルな人々」、最強の師匠イズミがどのように出来上がったかを語る「師匠物語」、イシュヴァール殲滅戦に至るまでのロイとヒューズの出会いを綴る「それもまた彼の戦場」と、原作準拠のショートストーリー。
ヒロインたちが可愛いなあ! ピアスの理由だったり、髪を伸ばす理由だったり、出会いをきっかけに二人の進む方向が決まったんだな。二人とも、大変な男どもの面倒を見つつ、いつまでも仲良くしてほしい。
エルリック兄弟の旅を補完する、DVDに収録されていた「盲目の錬金術師」「シンプルな人々」「師匠物語」「それもまた彼の戦場」のOVA4本。
原作(というかファンブックだったか)に収録されていた「盲目の錬金術師」を始め、ウィンリィとリザの出会いのエピソードを補完しつつ二人の思いを描く「シンプルな人々」、最強の師匠イズミがどのように出来上がったかを語る「師匠物語」、イシュヴァール殲滅戦に至るまでのロイとヒューズの出会いを綴る「それもまた彼の戦場」と、原作準拠のショートストーリー。
ヒロインたちが可愛いなあ! ピアスの理由だったり、髪を伸ばす理由だったり、出会いをきっかけに二人の進む方向が決まったんだな。二人とも、大変な男どもの面倒を見つつ、いつまでも仲良くしてほしい。

ハロウィンの夜、パーティからの帰り道にダイナーに立ち寄ったタラとドーンは、そこでクラウンメイクの男と遭遇する。薄気味悪いピエロは何故かタラに興味を抱いた素振りを見せる。不穏な気配を感じて帰宅しようとするタラたちだが、車はパンクしており、姉の迎えを待つほかない。だがすでに惨劇の夜は幕を開けていた。
めちゃくちゃグロくて怖いと聞いて。間違いなくグロかった。スプラッタだった。めちゃくちゃ人が死ぬし殺される描写が凄まじい。刃物で切る描写が苦手な人は絶対見ちゃだめ。
ピエロ男が二人組の女性に目をつけて、彼女を追いつつ、邪魔する人間を殺戮していく。このピエロから逃げるのと、スプラッタ描写がメインなので、動機がどうとかピエロは何者なのかとかどうでもいいんだよ! という。ただそのシンプルさからかスプラッタ描写に力が入っているのと、被害者たちがちょっと妙な感じだったりして、ハロウィンというこちらとあちらの境界線が曖昧になる日の出来事の説得力があってなかなか面白かったです。めちゃくちゃ人に勧めにくいけれど。