読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられた〈麗しの薔薇姫〉アレク。舞踏会兼見合いの本日、着飾らされていた彼の許を訪れたのは、婚約したばかりの異母姉だった。聖祓魔師としてひそかに帝都を訪れた彼女は言う。「藤花選帝侯国に悪魔が出た」と。多忙の第二皇子には事実を隠し、祓魔のためその地に向かったアレク達一行。しかし、藤花選帝侯国都の大司教らはなぜかアレク達に非協力的で……? 王宮ファンタジック・ロマン第四巻!!(裏表紙より)
藤花選帝侯国での悪魔事件に関わる中編と、ギィとノエルの挿話めいた短編、それからまだユーディット皇后が生きていた頃の子どものアレクとジークの短編。アレクが元に戻れるのかという本編は最後の布石という印象を受けたお話でしたが、にやにやしたのはギィとノエルの不器用すぎるやりとりでした。手を握ったり隣に座るだけでこんなにぎゃーぎゃーなってたらその先どうするつもりなんだろう(にやにや)
PR

男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられた〈麗しの薔薇姫〉アレク。たまに皇宮を脱け出すアレクは、帝都の下町で祖父の仕事を手伝っていた。そこで出会ったのは迷子の聖職者。彼こそが異母姉の恋する本物の副祓魔師だった! 皇宮に戻ったアレクが来臨の目的を探ると、なんと彼はジークとノエルの結婚話をとりまとめに来たことが判明。しかもその提案を受けたジークは、彼にはアレクとの結婚を勧め……? 王宮ファンタジック・ロマン第三巻!!(裏表紙より)
前巻より引き続き、師兄とノエルのお話。師兄ギィ・アドルフは、話してみるとどうもノエルのことを好いているらしい。けれど頑なに「聖祓魔師猊下とは結婚しない」という。その理由とは……というわけで、ああーそりゃ結婚しないって言うわーノエルダメだわーって思う内容で笑 アレクの明るさとうまくやっているジーク、押せ押せゴーゴーなノエルのせいで忘れがちだけれど、三兄弟の親周辺の事情ってだいぶと闇だったんだわと思い出す巻でもありました。ノエルの恐怖はきっと根深いよね……。
そんな後に親世代の過去編である「昔々、皇宮で」が収録されていて。思わず一巻を読み返しましたが、ああーここがもう一人の妾妃が絡んでえらいこっちゃなのかあと天を仰ぎたくなりました。この話だけみると実に美しい話なんですけれど……うん。
あとがきを読むとノエルとギィの結婚式があるようなので楽しみだ。

「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった……。(帯より)
「家族って、なんだ」を問いかける作品でした。
不妊治療をした後、養子を迎えることにした栗原夫妻。一方子どもの母親である片倉ひかりは未成年にして身ごもった少女。子どもを作ることを当たり前だと考えられて苦しむ夫婦と、親が望む子どもでなくなった少女が、「家族ってなに」を考えている。何がその子どもの(その人の)人生を分けるんだろうと考えてしまいました。ひかりだって最初は可愛い娘だったはずなのに、親が望むものではなくなった瞬間に拠り所を失って、そのまま二十歳になってしまったところが苦しくてぐうっとなりました。家族という拠り所から弾かれてしまった瞬間、人は何者でもなくなるんだろうか……と不安にも駆られて。家族という共同体に守られていなければ何者にもなれないなら、血の繋がりは、家族とはって考えてしまうんですが……最後にひかりがつなぎとめられたようでほっとしました。
「朝が来る」けれどまだまだこれからなんですよね。佐都子たちもひかりの両親のようになってしまうかもしれないんだから。

学校に建つ男女の生徒を象った銅像。その切り落とされた指先が指し示す先は……(「未来へ」)。真夜中の旧校舎の階段は“増える”。子どもたちはそれを確かめるために集合し……(「増える階段」)。まだあどけない娘は時折食い入るように、何もない宙を見つめ、にっこり笑って「ぶらんこ」と指差す(「お気に入り」)。読むほどに恐怖がいや増す——虚実相なかばする怪談文芸の頂点を極めた傑作! 初めての百物語怪談本。解説・稲川淳二
解説曰く、小野不由美さんが読者の手紙に書かれていた体験談をもとに作った怪談集だそうで、1ページから4ページほどの作品が多数収録されています。ほっこりするものもなければスプラッタなものもない、純粋な怪談。夜中に読むのが怖かったので朝の明るいうちから読んでいましたが、それでも読み終わりに近くなる頃にはなんだか身体が重いような気がするという……。表紙をよく見ていなかったのですが、ちゃんと見るととある作品に出てくる猫ですね。不気味だなあ。

「ルーナ、おれは君が好きだ。でも、さよならだ——」皇帝イシュトによる囚われ生活にも次第に慣れ、現状を受け入れつつあった〈剣ノ舞姫〉ルーナ。しかし突然「君に自由を返す」と告げられ、皇宮から追い出されてしまう。ずっと一緒にいたのに、今頃なぜ——? あまりの一方的なやり方に納得がいかないルーナは、彼の本心を探るために皇宮へ戻ろうと奔走するが!?とらわれ舞姫とストーカー皇帝の受難の日々、常々完結!(裏表紙より)
徐々に人らしい不器用さでルーナへの思いを強めていくイシュトは、自らの寿命が尽きかけてきていることを感じながら、ルーナを自由にしたいと思うようになる。でもその気持ちが一方的なのが、実にイシュトらしいなあと思います。
アダルシャンシリーズのときも思ったけれど、雨川さんは男性同士の、恋愛ではない不器用な愛情を書くのがお上手だなあ、なんて。イシュトとロキのすれ違い気味の愛が最後に少しお互いに届いたようでよかったです。
ルーナが最後までたくましく凛々しいルーナでよかった。ふたりとも幸せになれー。

皇宮騎士ベルダの処遇に不満をもつ〈剣ノ舞姫〉ルーナは、イシュトからとある取り引きをもちかけられる。それはイシュトと結婚して、子供を産めば、望みをかなえるというもの。あまりの衝撃に唖然とするルーナだけど、イシュトはいたって真剣。大激怒したルーナは、皇宮から脱走をはかる。だがそこで、イシュトを皇帝位から失脚させるための密談現場を目撃してしまい!? クールな舞姫の災厄生活、急展開の第3弾!!(裏表紙より)
本文と内容紹介がちょっと違う。実際は「結婚したら」という取引があって、その後切羽詰まったような「子供を産めば」という取引に変わっています。そんな段階を踏むイシュトの取引なんですが、前述したようにだいぶと切羽詰まった感じがあって、病んでるけれども不器用な人間だなあという気持ちが読んでいて強くなってきました。生きかたを知らない人が一生懸命、ルーナをつなぎとめようとしているように思えてきて、イシュトももうちょっと情緒を育てて、ルーナはもうちょっとイシュトのいいたいことをいい方向に読み取ってあげられるように頑張ってほしいなあと思いました。
次で最終巻。幸せになってほしい。

男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられた〈麗しの薔薇姫〉アレク。「俺の青春を返せー!!」と叫べども、皇女生活は絶賛続行中だ。そんなアレクが、今回出かけたのは桜花選帝侯国。妨害工作や誘拐未遂など、物騒な事件が次々起こるさなか、その地で出会ったのは聖都から来た副祓魔師、すなわち異母姉が恋してやまない師兄だった。しかも彼女が片思いするその男から、アレクは結婚を申し込まれてしまい……? 王宮ファンタジック・ロマン第二巻!!(裏表紙より)
いつか男の姿に戻れる日を目指すアレクのお話。今回はノエルの恋のお話に決着がつくらしかったのですが、全然そんな気配がないよ……?笑 という巻でした。
一巻から思ってたけど、この国の政治周りの話がだいぶと入り組んでて大変だなあ。アレクが男に戻れる日はまだまだ遠そうだ。
![SING/シング ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51W7wx2DQUL._SL160_.jpg)
子どもの頃舞台に魅せられたことがきっかけで、大人になったバスター・ムーンは劇場主となった。しかしヒットは飛ばせず、賃金未払い、銀行から返済を迫られる状況。起死回生の策としてムーンは歌のオーディションを行うことにするが、賞金1000ドルのはずが手違いで10万ドルとポスターに記載。後に引けないムーンはオーディション合格者たちとショーを作ることになるが……。
歌があってハッピーな映画が見たいなあと思い。それぞれの悩みと向き合いながら、最後に歌うシーンは感動でした。拍手。
好きなのはロジータとグンターでした。吹き替えで見ていたんですけど、グンター、めちゃくちゃいい。彼の言動を見ているだけで楽しくてポジティブになれる。っていうか吹き替えの人たちが皆さんお上手でよかった。
あと楽しいっていうとキューティーズの面々がうざ可愛い笑 怒った理由がわからなかったからこの部分は字幕で見た方がよかったかも。
いいなあと思ったのがエディで、生きる目的がない今時の若者だったのが、ムーンに影響されて仕事をしたり舞台に関わったりしているところが、すごく楽しそうで生き生きしてていいなあと思いました。
楽しい作品でした!
![スペースアドベンチャー コブラ 劇場版 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51RC9g-gU5L._SL160_.jpg)
コブラは賞金稼ぎを営む美女ジェーンと出会う。ジェーンには三つ子の姉妹キャサリンとドミニクがいて、自分たちは海賊ギルドに狙われているというのだ。ギルドと因縁のあるコブラは三姉妹に関わっていくことになるが……。
1982年の映画。コブラ本編の三姉妹編のエピソードで新しいお話を作っている劇場版。本編の三姉妹もいいですが、劇場版もめちゃくちゃいいんですよね! ロマンだ。声が本編とは違うのがちょっと残念なんですけれど(コブラがちょっと少年っぽくて軽薄に聴こえてしまうから)
運命の三女神を思わせる、ジェーン、キャサリン、ドミニクはそれぞれ性格も違い、強い部分も弱い部分も違っているけれど、みんなコブラに惹かれていく。コブラはそうやって三人に愛されたことで最終的に宇宙の秘密のひとつに触れるのですが、三姉妹の寂しさや悲しさに対しては傍観者でしかなくて、やるせない思いをするシーンもたくさんあるんですよね。子どもの頃からそこがもう好きで好きで……。でも今見ると三姉妹の異常なほどのコブラへの愛には首をかしげるし、真相に当たる部分での黄金のプロポーションのくだりは笑ってしまう。
放浪とか、あてのない旅とか、宇宙の意思とか、スペースロマンというものがたくさん詰め込まれていて大好きな作品です。見返すことができてよかった。
でも私はコブラの相棒はレディだけだと思っているので! ほんといい女だよなあレディは……。
