読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

湖のほとりの白い古城。背筋を正して、客を迎え入れる四人の少女たち。そう、ここは、彼女たち——四人の女主人を擁する、世にも珍しい古城ホテル『マルグリット』。にぎやかで、でも平穏なそのホテルに、ある日事件が勃発! 女主人のひとり、ドジっ娘魔女ピィを捕らえるために、賊が潜入したのだ。抵抗むなしくピィは連れ去られ……!? これは不思議なホテルを舞台にした、四人の少女の切なくも優しい友情物語。(裏表紙より)
それぞれの事情がありながら、とある人外の者によって集められた四人の少女たち。彼女たちが経営する古城ホテルを舞台にした物語。
ピィの話と、フェノンの話の二本立て。ピィは追放された魔山から遅まきながら追及の手がやってきてという話で、フェノンは昔の稼業にまつわる話です。
これ読んでると、思うんです。もしこれを小学生で読んだとき、絶対にこの話この作家さんが大好きになるんだろうなあ、と。この話をすごく大事にしている子がいたなら、と想像すると、なんだか泣けてくるんですよね……。なぜこんなにセンチメンタルなのか。
多分、すごくまっすぐなんだろうと思います。こういうことを大事にしてほしいんだっていうのが分かるのかも。言葉とか、台詞とか、すごくストレートなのが、最近響く。
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憧れの騎士の傍にいるために、剣術を学び凛々しく成長したマリアーヌ。けれど、彼が好きになったのは、儚く可憐な乙女で!? 痛い失恋を機に、剣を捨て可愛い乙女になることを決意! 華やかな王宮で意気揚々と乙女生活をスタートさせたマリアーヌだったが、昔を知る騎士やお目付役の存在で前途は多難? さらに、男前な性格が災いし、女性との噂が絶えない第二王子から下僕認定されて!? ドキドキの乙女生活の行方は?(裏表紙より)
女性から惚れられる女性、女性ながらにして騎士の鑑だったマリアーヌが、失恋したことで可憐な乙女になろうと決意し、伝手を頼って、王女の話し相手として王宮に上がる。けれど、そこでは怪しげな宗教が流行っていて……。
すごく乙女のための話だ……と思いながら読んでしまった。
女性から熱いまなざしを受けているマリアーヌが面白い。そういうのイイよね! イラストの、頭のリボンはすっごく可愛いんだけど、やっぱり男装がかわいいよ!!
第二王子のロベルトは、そのまま女たらしの遊び人でも面白かったと思うんですが、そういう真面目さ、嫌いじゃないよ!!
てっきり王宮ものかと思いきや、ファンタジー要素が入ってきてびっくりしました。続きも読もう。

わたしの源氏物語——長くて複雑な源氏物語の内容を、大胆にカットしてみました。そして「光源氏の一生」という筋道に、源氏物語の内容を再編成してみました。それが本書です。あるいは、源氏物語の内容から、もっともよく書けている部分を、自由に抜き出して並べ変えてみた、ともいえるでしょう。こういう仕事は、それをする人によって、ずいぶん違った形にまとめられてくると思いますが、わたしとしては、まずこれだけの話は、ぜひ知っておいていただきたいと思った部分を、書きとめました。この本が縁となり、手引きとなって、現代訳によってなりとも、源氏物語の全体を読んでくだされば、たいへん結構です。——本書より(カバー折り返しより)
荻原規子さんの『紫の結び』を読む前に読んでおこうと思って買ってあった本なんですが、これを読むより先に『紫の結び』を読み終わってしまったというね!
『源氏物語』の中でも、光源氏の一生を抜粋したもの。なので、子ども世代の話はカットされています。前述の『紫の結び』を読んであったのも踏まえると、すごく読みやすくてわかりやすい編集でした。ただ、どこが本文で、どこが解説なのかわかりづらいんですけれども……。
『源氏物語』もまた物語というだけあって、ちゃんと対立構造があるのだということもよくわかったし、光源氏はいわゆる神様で、だから神様の死は描かないんだという解説も面白かった。
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「ギタイ」と呼ばれる異星人からの侵略を受けている近未来の地球。統合防衛軍の報道官だったウィリアム・ケイジ少佐は、自身の保身によって失敗し、前線へと送られる。仲間の協力も得られず、訓練すらまともに受けていないケイジは命を落とすが、その直前、青いギタイを倒すことができた。そしてケイジが目覚めると、それは、自分が死ぬ前の日。ケイジはタイムループしていたのだった。
原作は読了済。絶望的な異星人との戦いにおいて、タイムループに巻き込まれた青年の戦いを描くSF作品。とってもハリウッドな味付けで、これはこれで面白い改変だったと思うんですが、やっぱりさ、ループものの悲哀を味わって終わりたかったぜ……!
キャラクターの魅力という点ではすごく入り込みやすかったです。保身のために戦場を避けていた男が、左遷された挙句命を落とす。もうぐっだぐだな男なんですが、ループに戸惑い、理解し、リタという救いを見出し、協力し合いながら失敗にへこたれたり絶望したり、最後には仲間を得て、勝利をつかむ。人間的成長がすごくわかりやすい。わかりやすいストーリーになっているのはいいけれども、私は、原作の気が狂いそうなループと失敗の数々と、どうしようもないところに行き着いてしまった絶望と、喪失を抱えながら生きていこうとするラストがもうすっごく好きだったので、ちょっと残念な気持ちではありました。
これはこれで面白かったですけどね!

記憶喪失の画家リンと出会った錬金術師見習いのセツリは、神殺しを目的とする深淵派のカルヴァスに追われ『世界画廊』に逃げ込む。異界への扉が絵の数だけ存在するその場所で、白い王女アイカの絵に心惹かれたセツリ。リンの不思議な力によって絵の中に入り、アイカの悲しい境遇を知って額縁の外に連れ出そうとするが…。やがて辿り着く、世界の禁じられた真理。その先にあるものは——!(裏表紙より)
おお! 陰鬱なんだけど希望を描くファンタジーだった! めっちゃ栗原さんらしい。確かどこかで、この作品はそれまでと書き方を変えている、ということをおっしゃっていたように思うんですが、確かに、より演劇っぽい台詞まわしになっていた気がするし、キャラクターも舞台映えしそうな性格だった。
錬金術師として認められるための論文を提出したセツリではあったけれど、それは異端と見なされ、神殺しを目的とする新興宗教組織に狙われることになる。それも、暗殺者をともなってきたのはかつての兄弟子イカイ(カルヴァス)。偶然助けた男は画家だというが、その日、謎の「お告げ」とやらで、セツリは世界画廊の管理人に任命される。
このまとめから想像できる物語があると思うのですが、多分これから九十度くらいひねったのがこの話の本当の物語です。ところどころ、読んでいて、おかしいな? と首をひねるところや引っかかりを覚えていると、あるときにそれに手をかけてぐるっと物語が回転する感じ。すごかった。おおー! と思いました。
最終的に神に挑む物語でしたが、ヒロインのアイカがとても可愛いです。栗原さんの書くこういうヒロインが、もうめちゃめちゃ好きです。
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