読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
“薔薇の騎士”と讃えられる青年・ケネス。彼は困窮するエストランジュを、領主として少しでも豊かにしようと努力していた。周囲からの結婚の勧めをはぐらかし、持参金目当ての結婚もする気のない彼だったが、旅先で賢いアベーハと呼ばれる少女と出会う。彼女の輝く黒髪に目を奪われたケネスは、けれどロザモンドという名の少女が調合した媚薬によって“結婚の罠”にかけられてしまい…!?(裏表紙より)
罠にかけられ、お互いの名誉を守るために結婚することになってしまった、美貌の騎士ケネスと、薬師と商才を持つロザモンド。貧困に喘ぐケネスの領地エストランジュを守るために奮闘する夫婦の物語。
面白かったー! 商才のある女の子いいなあ! 賢いアベーハと呼ばれる、真っ直ぐな気性のロザモンド。人とうまくやっていけるコミュニケーション能力もあるし、よく気のつくいい子! 対してケネスの考え方、騎士としてとか自分のプライドが邪魔して、ちょっと器が小さく見えるのはヒーローとしては減点です。もうちょっと素直になって! というわけで、とにかくロザモンドが凛としてかっこいい物語でした。シリーズのようですが三巻で打ち切り……?
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どこの時代とも分からぬ世界。国は請負会社に戦争を委託し、戦闘機に乗るのは「キルドレ」と呼ばれる永遠の子どもたちだった。キルドレは永遠に歳を取ることもなく、また死ぬこともない。基地に配属された新しいパイロット、カンナミは、淡々と日々を過ごす。同じキルドレである同僚トキノ、女性パイロット・ミツヤや、司令官クサナギと関わっていくうちに、キルドレの秘密を知ることになるが。
森博嗣原作の小説をアニメ映画化したもの。原作は、どこまで読んだか覚えていませんがそれなりくらいまで読みました。が、内容をあんまり覚えていないので、とても新鮮な気持ちで見ました。
原作がすごく断片的というか、読んでいると同じ側面からでしかその世界の出来事を追えないので、映像にするとどういう風に脚色して描くのかなと思っていたんですが、とても……とても私好みでしたよ……! キルドレの描き方とか、道具の使い方とか。人を食った台詞もそのままだったように思うし、この静謐で無慈悲で淡々と過ぎていく、隔絶された箱庭的な世界観がとてもいい! と思いました。スイトの囚われ感がよかったなー。同じくカンナミの淡々とした態度もよかった。世界は何一つ変わらないけれど、もしかしたら変わるものがあるかもしれない。スイトが眼鏡を取った時そう思った。
家業である暗殺を生業とするビクターは、その仕事に失敗し、あまつさえその対象である女性ローズに惹かれていってしまう。しかもローズは、手癖が悪い、自由奔放な女詐欺師。一般人の青年トニーまで巻き込んで、三人で逃亡生活を送る羽目になってしまう。
原作が『めぐり逢ったが運のつき』という作品。この映画はリメイク版らしいです。ジャンルはアクションコメディ。何故見たのかというと、ギャング側の暗殺者ディクソンが、SHERLOCKに登場する俳優さんだからと妹が言うからです。彼女の熱意が恐いです。
とてもよい、おじさまの話でしたよ! 独り身で潔癖性のいい歳のおじさま(暗殺者)と、自由奔放で手癖が悪くて自分勝手な小悪魔女性との、喧嘩して喧嘩して、でもお互いに惹かれていくところがとてもよかった。コメディ部分もテンポがよくて見ていてぶっと噴き出したり、台詞がおかしかったり、何より俳優さんの表情がよかったりと、うまいなあ! と素直に面白かった。
紳士なおじさま好きにおすすめ。
本編から二年後。戦争は終結し、地球連邦軍の元、地球には平和が広がり始めていたが、武力介入によって戦争を抑止していたソレスタルビーイングは未だ活動していた。そんな中飛来した、謎の金属。地球連邦軍、そしてソレスタルビーイングは、地球外生命体ELSと戦うことになる。
すいません、本編をちゃんと見ていないので大体こんなもんという予備知識で見ました。地球外生命体と戦うガンダムって初めてなんでしょうか。マクロスみたいだなと思いました。
刹那周りの女の子の関係が分からない! と思いながら、フェルトはいい子だな……と思いました。しかし本編時、私はマリナ姫がめちゃめちゃ好きだったので、素直に祝福してあげられない感じが。
それから、ミレイナとティエリアに、意味が分からないくらい萌えたのが自分でもどうしていいのか分からないです。なんだそれ。なんだそれ! どんな姿になっても大好きって女の子ってまじ! まじすごい!
一期、二期、そして劇場版とすべての話に繋がるエピローグはじわりと感動したのですが、これ本編もちゃんと見ていたらよかったなあと思える台詞があったので、いつかちゃんと見たいです。けれどそうか、分かり合えたのか……。
神聖レヴァーム皇国、帝政天ツ上が争う戦時下、デル・モラル家の令嬢ファナは、皇子カルロに求婚され、それを受ける。しかし戦況は悪化。ファナを無事に皇国へ送り届ける極秘任務が開始されることになる。ファナを送る飛空士として抜擢された傭兵、狩乃シャルルは、皇国までの海上を単機走破せねばならない。かくして、二人の旅が始まった。
見たのはレンタル版。
原作読了済みですが、追憶と恋歌の一巻までしか読んでません。
ロマンティックな空と海と恋の物語でした。かなりはしょっているところがあるなと思ったんですが、個人的に気になっていた原作のとある部分がなかったので、安心とは違うんですがちょっとほっとしました。世界観説明があんまりなかったので、とことん二人の物語でした。切なかった。
声優さんがちょっと気になったのが残念です。私は、ファナのあのシーンの台詞がぜひともかっこよく決めてほしかったもので……。しかし、最後のあのシーンは本当に胸がいっぱいになります。原作は本ならではのいいオチがついていたのに、映画はちょっと尻切れとんぼになっていたのも寂しかったです。せめてファナのその後を。
動物の王国プライドランドの王の息子として生まれたシンバ。王座を狙う叔父スカーの罠にはめられ、父を殺したと思い込み、王国から逃げ出してしまう。やがてジャングルで出会った友人たちと気ままに暮らす彼の元に、ある日……。
サントラを聞いていてふと見たくなったのでした。子どもの頃に見まくっていたせいで、「サークル・オブ・ライフ」と「愛を感じて」の日本語歌詞バージョンが歌えるという技を身につけてしまうくらい好き。
どうしてライオンの顔なのにあんなぼんくら王子の表情を描けるのか!(ジャングルでの日々の時の)。それから一転してきりりと顔を引き締めて戦う姿がかっこいい。男前具合は、ナラの方が上ですが!笑 ナラがよく出来た嫁すぎる。
有名大学を卒業後、ジャーナリストを志望したアンドレア。出版社から面接の約束を取り付けたが、アンディが回されたのはファッション雑誌「ランウェイ」編集部。ランウェイ編集長ミランダは、やり手だけれど悪魔のような上司。横暴すぎる無茶な要求に振り回されるアンドレアは、けれど仕事が楽しくなってきて。
映画雑誌を読んでいたら(別件で妹が買ってた)、アン・ハサウェイがいて、この女優さんやっぱり美人だなあ好きだなあと思っていたので、見てみました。面白かったです! ダサいアンドレアが、みるみる美しくなって輝いていくのがすごくいいな! 成功していく快感! アンドレアは本当にできる子だ。ミランダをぐっと黙らせた時のあの爽快感。
ファッションがくるくる変わるのも素敵です。毎日コートが違うミランダもすごいですが、アンドレアがやっぱり綺麗だ。
仕事だけの話じゃなくて、もうちょっとアンディのプライベートなところを見たかった気もします。途中からジャーナリストの夢はどこにいったの、大丈夫なのとはらはらしたんですよ! プライベートでは原稿をちゃんと書き溜めてたのかな。クリスチャンにめちゃめちゃ原稿渡してたみたいだし。
いやしかし、女優さんかっこいいわー! 面白かったです!
時は古代エジプト。奴隷として生まれた赤子は殺される運命にあったが、母親と姉たちによって川に流され、ファラオの宮殿で王妃に拾われ、第二王子として育つことになった。名はモーセ。ヘブライ人の救い主となる運命にあった。
何十年も前に全然事情が分からないながら見ていて父親に「モーセってあれやろ、十戒の人やろ」と言われて「十戒ってなんだっけ……」と思うくらいの歳の子どもでした。かなり久しぶりに見たらなかなか面白かったです。オープニングの壮大さに感動しました。神とか信仰とか、王と奴隷とか、兄弟の絆とか家族とか、根本的なあれこれが詰まっているのがさすが地球上で最も読まれている書物の話。ひとり残される兄の悲痛な叫びが染みる。
クリスマスの東京が大停電に陥った。天体観測少年と入院中のモデル、秘密を抱えた老婦人と夫、かつての恋人を待つバーのマスターとキャンドルショップの店主、すれ違う夫婦、かつて恋人同士だった再会した男女、上海から来たホテルマンと恋を抱える女性など、一夜に人々の物語が交差する。
見たのはレンタル版。
ほっこりしんみりする作品で、これは冬に見てよかった! 停電の夜、いつもと少しだけ違った世界に、キャンドルの灯りが優しくて、光と夜と冬と雪が本当に綺麗な映画だったなあ。様々な人々がどのようにして関わり合っているのか、それぞれの願いや思いが果たされることはあるのかと見守る楽しさ。空気が穏やかで優しい。ひと組みに絞ったらそれぞれジャンルの違う話になりそうなのが面白いです。天体観測少年とモデルなら爽やか青春系だし、老婦人と夫なら夫婦の物語だ。私が好きなのはバーのマスターとキャンドルショップの店主の話。このマスター(とよえつさん……)が悪そうに見えるのにすごく優しくてかっこいいんですよねー! 女店主はちょっと不思議ないい子なんですが、思いがけず強いところがあったりして。ちょっとにやにやしながら見守ってしまった。
Zeroから十年後、第五次聖杯戦争におけるいわゆる凛ルートと呼ばれる世界線のお話。
序盤から巻き過ぎです!笑 全体にダイジェストっぽかったです。「Fate/stay night」を知らないやつはお呼びじゃねえというくらい、プロローグから吹っ飛ばされるくらいのスピードで話が進んでいきます。
いちいちアーチャーがかっこいい! 凛のサービスショットが多い! そしてやっぱり、士郎がかっこいいー!!
裏が大体分かっていると、すごいスピードで物語が展開していても表情とか仕草で事情が読めて、噴き出すところが色々あります。どちらかというと平和なシーンはほとんどなくて、戦闘シーンが多かった。しかもその戦闘シーンが、ものすごい動くしものすごいかっこいいし、見応えありました。
映像のカットも多分音楽も、ゲームを踏襲しているみたいだったし、原作をやっている私としては面白かったです。