読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
山田梢太として華乃子とひとつ屋根の下での生活にテンパる加地梢太。地方の小さな病院で静かに暮らすジョナサン——。鳥籠から巣立った住人たちはそれぞれの生活を送っていた。〈鳥籠荘〉は無人となり、このまま歓楽街のはずれで朽ちていくだけなのか……。
そんなある日、トランクを引いて〈鳥籠荘〉の前に現れたのは——?
〈鳥籠荘〉の後日談エピソードに加え、番外編「Blood Party!〜眼鏡と吸血鬼〜」を収録。——女子高生・キズナが通う学校に勤める美術教師・浅井にはある噂があった……。それは、吸血鬼!?〈鳥籠荘〉は吸血鬼の館!? 謎めいた保健室の先生・由起も登場する、もうひとつの〈鳥篭荘〉ワールド!(カバー折り返しより)
鳥籠荘シリーズ、エピローグ巻。山田家の面々と、ジョナサン、そしてキズナのその後の物語。みんな、それぞれに巣立った場所でうまくやっている様子。エピローグには登場しなかった住人たちも、どこかで生きているのだろう。暗かったアパートから出て、見た世界は穏やかな光に満ちている。
子どもたちが大きくなっていく感じが、時は進むという実感になりました。華乃子と梢太の、小学生から大人へとゆっくり変わっていく話がもだもだでした。女子特有の結束力や、ちょっと女子に遅れをとる男子とか、もうあああ分かるうううって。
エピローグはとてもいいエピローグでした。
番外編の吸血鬼話もよかった! これだけでも成立している番外編って、すごい。面白かった。もっと吸血鬼学園生活を堪能してみたかった。ここでのキズナと浅井は、最終的に仲良さそうで何より。
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