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チュウガクセイのキモチ
「わたし、もともとそんなに自信のある人間じゃないんです。(中略)コンプレックスのかたまりの中で、わたしは本当につまらない人間なんだとずっと思い続けていたんです。でも、『あ、それでもわたしは書くことが好き』みたいに、書くのが好きという、たったひとつのことはあったんですね」——本文より
本書では、あさのあつこさんと中学生が出会い、語り合い、手紙を交感し、そして、あさのさんは、自分の中学時代を振り返りました。
大人になってもチュウガクセイのキモチを忘れたくない。そんなあさのさんからのメッセージに満ちた一冊です。(カバー折り返しより)

新潟中越地震で『バッテリー』を読んでいるという中学生との往復書簡。俳優・神木隆之介さんとの対談。六人の中学生男女との対談。中学生たちの質問に答える章。そして、あさのさんが高校二年生の時に書いた短編小説「マグナード氏の妻」巻末付録。
2008年の本ですが、中学生の悩みってそうそう変わらないなあ……。けれど、この本で話している中学生たちはずいぶんしっかりした物の考え方をしている。いじめのたいしても、アクションを起こしたいという気持ちがあるのは強くないとできない。
子どもの世界が狭いなんて、大人の決めつけだ、学校以外にもお風呂で、電話で、ノートその他色々なところに世界がある、というあさのさんにその通りだなあと反省しました。子どもの世界、確かに狭いんだけれど、一口に狭いんじゃなくて、思ったよりもたくさんあるよな、と。
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