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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「誰でもいいから、彼女になってくれんもんかね」「本当に誰でもいい? 私でも?」他愛ない会話から、クリスマスまで期限つきで夏帆は拓海とお試し恋人になる。
 放課後の帰り道や、休日のお出かけ。これまで彼氏のいなかった夏帆はじゃれあうように"恋人"の距離を楽しんでいたが、気づけば本気で拓海の誠実さに惹かれていた。でも片思いだからと気持ちを伝えられない夏帆。そんな時「早くこの期間終わらんかな」と拓海が二人の関係を終わらせたがっていることを知って……!? 特別書き下ろしストーリー「放課後」も収録。(裏表紙より)

お試しで付き合ってみた二人の「もう最初から好きじゃん!!!」のツッコミが吹き荒れるお話。きっかけは恋人になってみたことだけれど、人は接点を持つことで早川さんなり三浦くんなりが見たり聞いたり感じたりする「気付き」で好意を持ったり愛情を感じたりするんだよなあということがすごくわかる作品でした。「人を好きになる」「いいなと思う」ポイントが的確すぎてさすがです。
二人のすれ違いも勘違いもよくあるもので、好きになりすぎちゃうと不安になるよねえと微笑ましいくらいでした。
しかし気になる残りの恋愛模様よ!!! 心と嘉一が気になりすぎて小説家になろうに掲載されている他の人物の話を読みに行って案の定号泣よ! 他の話も書籍化お願いします!!!
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強面で知られる青年騎士ダグラスには、忘れられない相手がいた。
敵国の捕虜時に出会い、己の体に強烈な“体験”を刻み込んでいった黒髪黒目の“少年”だ。そんなダグラスは、少年瓜二つの奴隷の少女チカを買い、夜な夜な奉仕させるも彼の“モノ”は沈黙を保ったまま……。
一方、チカは自分のご主人さまが過去弄んだ男だと知り、冷汗モノ。どうぞ、このまま不能でいてください、と“愛玩奴隷なのに処女”ライフを決意するのだが、思いのほか優しいダグラスに気持ちが揺れ動く。
そして、ついにダグラスはチカと“少年”の影を重ね合わせるようになり……。
“ご主人さま”復活の日は近いのか――!?
ワンコ系筋肉騎士と処女奴隷の誤解が織り成す異世界ラブコメ&エロライフ!(Amazonより)

異世界トリップによりこちらにやってきたチカはある国で性別を偽っていた過去がある。性奴隷として仕込まれたチカを買ったのは、なんとそのとき辱めたダグラス。あのときの少年とは気付かれないまま、いまでは不能となってしまったご主人様の家政婦扱いとして平和に暮らしていたけれど……というエロコメ? コミカライズを読了済み。
チカの視点と、彼女の知識以上のものの情報を出さないようにしているらしい話運びですが、結構この異世界の決まり事がきつそうな描写がちらほら。いまではそれなりに異世界生活を楽しんでいるみたいだけれど、読んでいるとだいぶチカが心を折って、諦めている感じがあるよなあ。
ただのTL小説ではなく、ヒーロー側がいじめられたりなんだりする展開が多め。こういう多様性のある作品がもっと読みたいな。
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「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。さまざまな手段で人気と知名度を上げるが、ある出来事がグループの存続を危うくする。恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル……“アイドル”を取り巻く様々な言葉や現象から、現代を生きる人々の心の形を描き表した長編小説。解説・つんく♂(裏表紙より)

歌うこと踊ることが好きだった愛子は、成長してアイドルになった。メンバーの卒業、少女たちの身体の成長、周囲の目を含めて変化に翻弄される愛子。現代社会と当事者の視点から読む、アイドルを描いた作品。
続けてだいたい成熟した仲のいいアイドルグループが登場する作品を読んだり見たりしていたので、それから一歩引いたような「これってどうなんだろう」「これは本当に正しいのか?」と思考する作品で面白く読みました。
かなり刺さったのは愛子が碧に対して「前髪が動かない」と言ったあのシーン。そう、アイドルの前髪はすごい。子どもの頃から前髪がうねうねして固めたところで結局だめになる人間としては、愛子の台詞がすごくリアルでよかった。
それから、アニメ好きのメンバーの一人が炎上したあのエピソード。無料だから、配信サイトで見られるから、とお手軽になりすぎてしまった中で、自分の好きなものがわからなくなっている。その空気はこの作品が刊行された2015年から時間が流れたいまでもあると思う。むしろ、だからこそ「推し活」がもてはやされるみたいにして「好きなものがある」と主張しなければ息苦しい時代になったんじゃないか、なんてことを考えた。
でもきっと朝井さんが書きたかったように、そうした空気はいつか変わるし、何が正しいかなんて価値観は時代とともに変化するから、と励まされた気がします。彼女たちが時を経て武道館に立ったラストは希望そのものだった。
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 僕、ダックスフントの"フンフン"。
 大好きな藍ちゃんは、動物病院で顔見知りになった猫の飼い主、鴨井と両片思い。でもこの前やっと“お友達”になれたんだ!
 え、“恋人”じゃないのって? 女子高生の藍ちゃんは大学の受験勉強がすっごく大変みたい……! 鴨井も自分が高校の先生なのを気にしてるらしいんだ。そんな時、引き取った犬のことで悩む女の子と予備校で話した藍ちゃん。でも実はその子は鴨井の生徒で、しかも鴨井のことが好きみたいだよ……!?
 可愛い犬猫に見守られ、受験に恋に大忙し! 年の差恋物語、待望の第二弾!(裏表紙より)

動物病院で知り合った二人。鴨井は飼い猫キャロルを見送るという出来事の後、藍の飼い犬フンフンが偶然見つけた子猫を引き取った。その後のお話。
動物と一緒に暮らすことはすべてが楽しいわけじゃない。人の生活があるし、弱者になってしまう動物はその影響を多大に受けてしまう……という色々が描かれていて、切なかったり悲しかったりほっこりしたり。特にいわゆる昔ながらの方法で買われていたジロさんは……。ひどい言葉をぶつけるのは間違いなく暴力。動物相手でもそれは変わらないと思う。
藍ちゃんが合格した大学、もしかしなくてもベランダシリーズのあの大学ですね!? このシリーズが続いたらあの二人や関係者がちょろっと顔を出したりするのかなあなんて思っています。
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夢と希望。情熱とプライド。愛と敬意――何度でも心震える『ハケンアニメ!』のサイドストーリーを完全収録。(帯より)

本編中の主要以外の登場人物のエピソードであったり、本編後の話であったり。ハケンアニメとは別のところでアニメに対する思いを持って仕事に関わる人たちの話。
彼女たちはあのとき、まだその日がくることを知らない。「九年前のクリスマス」
若かりし頃の王子と『リデルライト』の音響監督の五条の出会いを描く「声と音の冒険」
アニメも漫画も禁止されていた太陽。塾通いで友達ができた彼は、捨て猫の飼い主を探して瞳の部屋にたどり着く。この世界は繊細さがないと言われて、初めて見たアニメは。「夜の底の太陽」
フィギュアやガチャガチャを作るブルト社員の逢里は、仕事で大失敗したその日憧れの原型師に出会う。「執事とかぐや姫」
シーズンごとに新作が発表されるアニメがある一方、子どもたちに愛され続けて何十年と続く長寿作品もある。そんな長く愛される作品を作る人々の物語。「ハケンじゃないアニメ」
本編の後、また次の仕事に挑む彼ら彼女ら。いつかあの人と、いつかあの人を、という思いを胸に。「次の現場へ」
「声と音の冒険」の、尖ってばかりでプロであることが難しかった王子と成長した姿に泣く。みんなで作るってそういうこと。
「ハケンじゃないアニメ」は忍たまっぽいなあ。長く愛され続ける長寿アニメの苦悩と喜びに感動し、長く続けることのすごさに納得。
そして本編後「次の現場へ」は、チヨダ・コーキの『V.T.R』の話が出てそうそうそうだったと思っただけだったので、環が出てきたことに「出るんかい!」って笑っちゃった。まあこれほどチヨダコーキ作品に救われた彼女が彼にまつわる仕事に妥協を許すはずがなく。
物づくりというのは苦しみも悲しみも怒りも含めて本当に良いものだ。最後まで本当に楽しかった。
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どん底の生活を送る劔はバンド活動もうまくいっていないある日、友人の勧めで松浦亜弥のMVを見て、涙を流す。それからハロプロにハマった劔は、同じくハロプロを応援する仲間たちと知り合い、アイドルオタクとして騒がしくも楽しい日々を送り始めた。だが人生の転機が各々に訪れ……。

ハロプロを愛する人たちの青春。こんなにも好きなものがいて、意見を戦わせながらも一緒にいられる仲間がいて。めちゃくちゃ幸せな時間は、でも永遠ではないという、アイドルの存在にも似た輝きが切なくも愛おしい。
生きていかなければならない現実だったりなんだり。でも病気というのはきつい……。死が目前にあるという現実にはっとさせられる。こうして唐突に終わりが来るんだ、って思ってしまって。
しかしみんな本当にこんなに無茶苦茶だったんだろうか。盛ってない? って思ってしまうのは個性が強い人たちばっかりだから。トラブル起こしすぎだよ!
「セサミ・ストリートへ愛を込めて エルモに命を吹き込んだ人形師」
世界中で放送されている教育番組「セサミ・ストリート」。登場するメインキャラクターのエルモの人形師であるケヴィン・クラッシュと彼の周辺についてのドキュメンタリー。

私は「セサミ・ストリート」はほとんど通ってきていないんですが、長寿番組がどういう意味を持っているのか、朧げに想像できて。この番組に魅了され、男らしくないと言われることを覚悟で人形を作り、やがて人形師になったケヴィンのような人間を育てるためにあるのだと思います。こうなりたいと思うものを、諦めず、挑戦して、やがて夢を叶えるという。
尊敬する人形師のこと、自分より下の世代の子どもたちが彼らを含めて知っていることがじわーっと感動したなあ。こうやって受け継がれていくんだという。
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暴力団の若手組員の三人は、ある大きな失敗をした結果、組長命令でシノギのためにアイドル活動をさせられることになる。強引な性転換手術と全身整形の結果、地下アイドルならぬ裏路地アイドルの『ゴクドルズ』となるが、生まれてから男として生き、極道にまでなった彼らに「アイドル」を演じることは困難すぎ……。

アニメは視聴済み。実写があるってマジかよと思って見ましたが、実写も破壊力が高すぎた。インパクトでかすぎで笑うしかない。あと組長があまりに格好良すぎて惚れる。あの喋り方がばっちり似合いすぎててときめきが止まりません……!
極道とアイドルとのミスマッチがとても面白く、コメディながらも男性と女性の振る舞いや違いを描いていてなるほどなあと思うところもあり。アイドルらしい活動をしているシーンがライブくらいしかなかったので、もっとめちゃくちゃに可愛いところ(中身はおっさん)が見たいな!
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フリーライターの正隆は、雪映という妻がありながら新聞配達員の萌と不倫をしている。だがある日萌が妊娠。保身のために堕胎を要求するが、夫の不実に我慢の限界を迎えた雪映の言葉で、すべてをやり直そうと決める。だがすべてを失った萌はそれを許すことができず、また雪映の妊娠を知って狂気に走る。これが離婚していないだけだった夫婦の「殺人共同生活」の始まりだった。

怖い。面白い。えぐい。ひりつくようなサスペンス。不倫相手を不可抗力で死なせてしまい、それを隠蔽したことで追い詰められていく二人。必死に姉の行方を探す弟と、二人を脅す半グレのガールズバー店長と、本物のヤクザに追われる一方、正隆がすべてを諦めた原因についても描かれていて、ああもうすべてが噛み合っていなかったんだなあ……とあまりに哀れなんですが、どうしようもなくクズなんだよなあ……。
そんなクズっぷりがひどい正隆に、何もかも終わらせようとしたところで救済が入るのが、美しい絶望。もっと早くに知りたかった、わだかまりを解消できていたら、と思わずにいられなかった。
しかし最後、雪映は罪に問われなかったんだな……。二人で子どものために黙っていることにしたのか。だから「離婚してないだけ」でいられるのか。二人をつなぐのは未だ罪だというのはなんとも……。
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生命保険会社に勤める遠藤愛は、SNSでいいねを求めるあまり、婚約者にふられてしまう。同じ日にスマホを落とした愛は、拾い主からそれを受け取るべく待ち合わせ場所に向かうが、そこは地下アイドルグループ「サニーサイドアップ」のライブが行われるライブハウスだった。むしゃくしゃしている愛はライブ中、メンバーの一人である栗本ハナに暴言をぶつけるが、この出会いをきっかけにハナを推しとして追いかけるようになっていき……。

「地下アイドル」「推し活」「ファンとストーカー」を描いた作品。「推しました」は実は「押しました」にかかっており、冒頭で主人公である愛が誰かを突き落としたらしいこと、その理由となるすべての始まりから語り始めるところから物語は始まる。
いいねが欲しい、きらきらした自分でいたいとプライベートを切り売りする愛や、地下アイドルやファンに対して偏見を持っているところを躊躇なく描いているところが、だいぶ「うわああああ」と頭を抱えたくなる感じでしんどいんですが、少しずつ愛が変わっていくと物語にも希望が見え始めてくる。けれど事件が起こる瞬間が近付いてくるのがもうはらはらどきどきで……。
真相はだいたいこんなところかなとはわかってはいたんですが、そこに至るまでに躊躇わずに愛が行動を起こしたこと、区切りをつけた後にちゃんとハナが真実を話しにきたことがすごくよかった。本当に好きで応援したい。その思いに応えたい。その二つが上手く釣り合ったからこその結末だった。
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Author:月子
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