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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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エバー・アフター [DVD]
今日は映画「エバーアフター」を見ていました。シンデレラの再話です。
あるところに元気な女の子がいましたが、大好きな父からトマス・モアの「ユートピア」をもらった次の朝、父は後妻と二人の継子と、女の子を残して死んでしまうのです。数年の時を経て成長した女の子は、召使いとして働かされていました。一方、皇太子殿下は政略結婚に反発して城を抜け出して。(以上あらすじ)
授業で飛ばし飛ばし見たのですが、一からしっかり観たら色々伏線があって面白かったです。綺麗ないいお伽話でした。何より乙女心が大変満足しました。登場人物もドレスも舞踏会も結婚式もお裁きも! ときめいたー!
初見の妹と見てたんですが、妹のツッコミと盛り上がり方がまるきり私と同じで、私も思わず声を上げて盛り上がっていました。
例:妹・私「レオナルドぉおおおおお!!!!!」
ちなみに、レオナルドはじっちゃんである。いいじっちゃんである。
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しかけのあるブックデザイン
しかけを凝った本の装丁、色々。すごーく楽しかった! 実はこういう本はとても好きなのだ。こうしてみると、いい本だなあと思う本は装丁も凝っているものが多いなあと。これを読んでからハードカバー熱が高まってしまってだめだー。
「ユージニア」(恩田陸)の凝り方なんて、注意深く見てなきゃ分からないよー! と思うものだけれど、その辺りにとてもこだわりを感じてかっこいいなあと思う! 「もやしもん」のデザインの秘密なんて知らなかったのでそれにびっくり。ノベルスの秘密も知れて楽しかった! こういう本をもっと持ちたいものだ。
ファンタジーのDNA
ウェブマガジンに連載したものの収録を主として、他の掲載文、エッセイを収録した、ファンタジーと荻原さんの関わりについてのエッセイ集、かな。
トールキンとルイスの話や、他の児童文学、例えば有名どころでダイアナ・ウィン・ジョーンズや、「ハリー・ポッター」などの有名どころの話も絡めて、荻原さんとファンタジーの関わりが書かれていて、非常に興味深く読んだ。
神話を取り扱った場合の恐ろしさというものを読んで、どきどきした。書くことで現れてくるものの恐ろしさに、ぞくりとした。すごい。確かにそう感じることがある。
「空色勾玉」出版までの話を読んで、確かにあれほどの長編は滅多に見なかった覚えがある。
私は中学生になって少しまでずっと児童文学を読んでいたので、思っていたことがある。それは「ハリー・ポッター」ブームによって、海外ファンタジーが多く出版されるようになったなあということ。それまで、日本の児童文学とくにファンタジーは、異世界ものというのがほとんどなく、現代ものか、本当に幼年童話の魔法ものしかないように感じられていて、すごく不満だった。そのファンタジーというのも、非常に薄暗かったり、いうなれば田舎の日本家屋のような印象があるものが多くて、今ならそれはそれで楽しく読めるのだけれど、子どもの私はやっぱり明るい話が読みたかったのだ。ディズニーが大好きだったので、まったく現実とはかけ離れた世界がとても好きだったから、どうしてファンタジーがないんだろうとずっと思っていた。
それが「ハリー・ポッター」が出版された頃に、図書館の本棚にはみるみるうちに児童文学が並ぶようになった。それらは一発で分かる。装丁が豪華なのだ。いい紙を使っているし、フォントもオシャレ、本も新品だからきらきらしている。
嬉しい、と感じるには、私はもう日本の大人の小説を読むようになっていたから、あまり手は出してこなかったけれど。逆に、一般文芸は、私には翻訳物がなかなか合わないのだった。どうも翻訳の文章に違和感を感じる。それなりに色々読んできたから今はあまり気にしないけれど。今は、古典名作を読みたいなあと思っている。
坊っちゃん (新潮文庫)
松山中学在任当時の大家員を背景とした初期の代表作。物理学校を卒業後ただちに四国の中学に数学教師として赴任した直情径行の青年”坊っちゃん”が、周囲の愚劣、無気力などに反撥し、職をなげうって東京に帰る。主人公の反俗精神に貫かれた奔放な行動は、滑稽と人情の巧みな交錯となって、漱石の作品中最も広く愛読されている。近代小説に勧善懲悪の主題を復活させた快作である。

読書が趣味と言いつつも実は近代文学はあまり読んだことのないという……なので読んでみた。
非常に文章が軽快だと感じた。読みやすい。
ただ、非常に文章と行動に齟齬を感じるというか、考えているだけで実行に移さないところがあるように思えたので、無鉄砲というわけではないんじゃないかと考えた。色んなことに苛立ちを覚えて、理不尽だと感じたりして、かといって大声を上げるわけでなし。最後の赤シャツと野だに対する成敗は、二人だからやったわけで、一人じゃやらなかったんじゃないかと思ったり。坊っちゃんは本当は臆病者なんじゃないかと。『坊っちゃんの時代』という文庫を読んだけれど、そこでは漱石の臆病さというか、神経質な面が描かれていたと思うので、そう思って重ねてみると、やっぱり本当は坊っちゃんは臆病じゃないのかと考える。
オズの魔法使い (ハヤカワ文庫 NV (81))
たつまきに巻き込まれたドロシーがたどりついた所は、ふしぎな美しさに満ちた魔法の国——オズ。彼女は大魔法使いオズ様の力を借りてカンサスに帰るために、愛犬トト、脳のないかかし、心臓のないブリキの木樵り、臆病なライオンたちを道連れに、オズ様の住んでいる〈エメラルドの都〉をめざして旅に出た。
オズの国で展開するドロシーたちの奇妙な冒険を描いて、世界各国の少年少女たちには多くの夢を、童心を忘れた大人たちには、ひとときの安らぎを与える幻想小説の名作!

瑞山いつきさんの「マギの魔法使い」がオズをモチーフにしているのと、授業の関係で興味を持ったので、初めてきちんと読んでみた。
オズはシリーズ、ということを、実はさっぱり知らなかったです。エメラルドの都に行く話なだけだと思ってました。この「オズの魔法使い」できちんと『行って帰る』物語になっているので一巻だけでも読めます。
児童文学において大抵の少女は、異国の地でとても礼儀正しく振る舞う、ということを事前に聞いていたので、ドロシーの言葉遣いにおしゃまな感じが現れていて微笑ましく感じた。しかし、読んでみると、本当に旅の一行は利害関係で旅をするんだな……とそこの辺りが非常にリアルで、シュールに感じました。
ひとつ気になったのは、別れのシーンで、きこりとライオンにはキスをするのに、かかしに対してはぎゅっと抱きしめるだけであること。何故その差が……? と思ったりした。ちなみに作中では主にかかしが大活躍である。
初めて読み通したけれど、とてもいい児童文学だと思った! 教訓でもないし、楽しい冒険ものという感じで。教訓ものは教訓もので面白く読むけれど、普通に不思議な国を歩く話はやっぱり好きだなと思った。
そこへ届くのは僕たちの声
今でも、届く声がある——。少女は声を聞く。それは自分を助けてくれた天からの声。いくつかの出来事と人の出会いが重なった時、それは大きな事件へと繋がる。子どもたちが起こした奇跡、そして大人たちの物語。

優しくて、泣きたいくらいの物語でした。
二人の子どもと大人の視点から語られる物語。最初、全然話の内容に見当がつかなくて、これはどういうジャンルなんだろう? と思いながら読み進めていくと、子どもと大人のファンタジー、でした。
目線が優しいなあと思います。語り部になるかほりも、リンも、大人たちも、みんな物語る言葉が優しくて、ぎすぎすしたものや暗い感情が感じ取れない、澄んだ印象で進んでいく。物語の脇役的立場にいる人たちも、みんな綺麗な輪の中にいるような感じ。
それだけに、子どもたちが行動した結果、ああいう世論が巻き起こったということが書かれていたのがとても胸に重かった。だからこそ、大人たちが大人たちにできる方法をやったということが泣けてしまった。物語はおおよそ子どもたちの戦いで、大人たちは寄り合わせていく役目だったけれど、最後に大人たちも戦ったということが、やっぱりこの物語を優しくしてくれたんだと思う。
いい話だった。
楽園のつくりかた (角川文庫)
エリート中学生の優は、突如ド田舎の学校に転校することになった。一杯勉強して、東大に入り、有名企業に就職する、という将来プランがぐちゃぐちゃだ。しかも、同級生はたったの3人。
1.バカ丸出しのサル男
2.いつもマスクの根暗女
3.アイドル並みの美少女(?)
嗚呼、ここは地獄か、楽園か?
これぞ直球ど真ん中青春小説! 今もっとも注目を集める作家の代表作、待望の文庫化!!
解説・北上次郎(裏表紙より)

優の思考に若干いらいらしつつ、さくっと読めるなあと思っていたら「え!?」となった。うわあ、そういうことか! という。そう考えると、色んなことは彼なりの武装だったのかなあと思えて切ない。でもそんな憐れみはいらないというのが彼なんだろう。
優のエリート志向はテンプレすぎて若干滑稽だなと思ったりしました。エリートになりたいからといって他人を蔑ろにしていいわけじゃない。落ち込んだ、とは書かれていないけれど、優は優なりに色々思うところがあったんじゃないかな。そう考えると、悲しいような、切ないような。
でも俗物的思考でいうと、優の性格は「ひねくれヤンツンデレ」みたいになるんだろーかとか。最後にはヤンが抜けたとか。
そして花嫁は恋を知る―白銀の都へ旅立つ姫 (コバルト文庫)
かつて栄華を極めたブラーナ帝国は、いまや攻め滅ぼされる危機に直面していた。世継ぎの皇女アグライアは、援軍を頼むために北のフレンドル公国へ赴く。現在の最高権力者、前大公の嫡男ユーリは、ある条件つきで了承した。その条件とは、彼とアグライアが結婚すること——。ユーリの狙いはブラーナ帝国の併合か? 危ぶむアグライアに、彼はこう告げた。この婚約はいずれ解消する、と……。(カバー折り返しより)

あとがきに前作から五百年後とあるように、五百年後のブラーナ帝国皇女アグライアが主人公。前作から時を経て、衰退する一方で発展した国も。前作のエイレーネとグラケィアの行動がちょっとだけ語られるというのは嬉しかった。
陰謀具合と恋愛成分がいい感じだなあと二巻を読んで思った。今回は前作よりもうちょっと恋愛が大きいかも。これラストが好きだー! こういう終わり方がとても好き。ちょっと物寂しいというか切ない感じなのに希望があって幸福な終わり方。冷静そうに見えるユーリが意外に直情型でにやにやしました。あなた、その告白はもうちょっとなんかこう!(じたばた) ロマンチックじゃないけど、でもとてもロマンチックでした。きゅんとした。
そして花嫁は恋を知る―黄金の都の癒し姫 (コバルト文庫)
突然の結婚を言い渡された、ブラーナ帝国の皇女エイレーネ。相手は隣国ファスティマの若き王アルファディルだという。十五歳にもなれば覚悟はしていた政略結婚だが、まさか言葉も宗教も違う国だなんて……! けれど、少なくとも、皇后にいじめられる毎日からは解放されると思ったエイレーネは海を渡る。せつなく胸をしめつけるような恋と、思いがけない運命が待っているとも知らずに——。(カバー折り返しより)

政略結婚もの! という噂は聞き及んでいたのですが、最近めっきり新規開拓をしていなかったので手を伸ばしづらかったんですが、折りに手に入れたので読んでみました。
政略結婚というと、少女小説だと恋愛要素が深く関わってくると思うんですが、この本はあんまりそういう甘いのではないのだなあという印象。むしろ、政略そのものであったり、人の思惑であったり、他人との意志の戦いという部分が大きい気がしました。それがなんだか心地よくて、一気に読みました。
姉妹と母親の関係については大体想像していたんですが、改めて考えてみると執念……だよなあと。書き込むと更にえぐくなりそうなので、私も考えるのを止めました。陰謀盛りだくさんで楽しかったです。
別冊 図書館戦争〈2〉
昔の話や、気になっていたあの人たちの行方などが語られる、図書館戦争シリーズ完結編。

ごちそうさまでした! 別冊1を読んでから一年経ってようやく読みましたが、楽しかった。
柴崎の行方は気になっていたんですが、彼女の彼女なりの苦しみや葛藤が、何故かとても好きで、大切にしてあげたいとか考えてました。すごーく羨ましそうに郁を見ていたのが、本編四部作でじわっと滲んでいたからかもしれない。柴崎は本当にかわいいと思う。
そんな彼女が幸せになるのは、やっぱり一筋縄ではいかんのだなあ……と。最後の話ひたすら怖かった。多分そんなことだろうと思っていたけれど、男も女も怖いです。
さりげなく、郁の母親が堂上に対して打ち解けた描写があって安心しました。みんな幸せに! と願うことの出来る完結編で、読み終わった後、楽しかったと思いました。
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Author:月子
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