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カーリー ~黄金の尖塔の国とあひると小公女~ (ファミ通文庫)
——ヴィクトリア王朝時代の面影薫る英国領・インド。14歳だったわたしは、祖国イギリスを離れ”国王の王冠にはめられた最大の宝石”と謳われた東洋の地で、一人の少女と出会う。オニキスの瞳に神秘的な雰囲気をあわせもつ彼女の名前はカーリー。彼女は、遠い異国の地で出会った、わたしの運命そのものだった——! 激動の時代に、イギリスとインドのはざまで描かれる運命の恋を描いた、高殿円のヴィクトリアン・ラブ・ストーリー、遂に開幕!(裏表紙より)

すっごく良かった! これは世界名作劇場でアニメ化してほしい……。
後妻の厄介払いでインドの寄宿学校に放り込まれることになったシャーロットは、教会の天辺の十字架に座るオニキスの瞳の美しい少女を目撃する。彼女は寄宿学校で同室となる少女、カーリーガード=アリソン。カーリーは言う。この身分社会という枠を取り払いましょうと。しかしシャーロットは、それは寄宿学校での身分上下、小さな王国(ステーション)であるオルガス女学院でのことだと思っていたのだが。
女の子ばっかりでかわいいなあとほわほわしていたら、少女漫画的要素ががーんと放り込まれて、すっごくかわいいと思った! ときめき、じゃなくて、いいなあかわいいなあというニュアンスを汲み取っていただきたい。とても良かったです!
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