読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
和睦の証として、隣国の閃王・巴翔鳳のもとへ嫁ぐ瓔国公主・香月。だがそれは、母の命を奪った王への復讐を果たすためだった。
しかし、その日のために研鑽を重ねた暗殺はあえなく失敗。捕らえられた香月に王は言う、「君は殺さない」と。——その目的は、いったい何なのか?
そして、愛と憎しみの狭間で揺れながらも、次第に王への想いを深めていく香月の、新たなる決意とは!?(裏表紙より)
一巻「雄飛の花嫁」から時を経て、二代目閃王となった翔鳳にまつわる物語。
ちょっと気になったんだけれど、文章がいつもと違う……? 物語が短い(あとがきから)から改行を多くしたのかな、文章の印象がなんだか違った気がした。
暗殺のために嫁いできた香月と、天才的な指揮官である翔鳳。どちらもどこか未熟で、タイトルの片月放浪というのがとても合っている気がする。どちらもどこかに自分の居場所を求めているような。持っている思いが強すぎて、それ以上何も得られないような印象。
だから終わりは悲しくて、胸に痛かった。
ところで、ラストの剣の先生って……本物なのか?
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