読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

Vシリーズ一作目。探偵役は瀬在丸紅子。他の登場人物は「地球儀のスライス」で登場した小鳥遊練無や、香具山紫子。他、保呂草潤平。
犯人の目星はつけていたけど、動機は何だろう、トリックは、とか色々考えてどきどきした。
犯人の人が、後半になるにつれて、ひどく頭の良い人の喋り方や内容になってきていて、なんかおかしいとずっと違和感を感じていたから、やっぱり犯人だったときは納得、それでいてこの人は狂人なんだなと思った。自分の行動に理由付けをするのは頭のいい人だけな気がする。
ところで、紅子さんが普通に三十代のイメージだったので、まだ二十代と聞いてちょっと驚いた。
話が終わっていないところがあるので、多分続きで書くんだろう、と思う。シリーズ開始の紹介、みたいな一冊だった。
れんちゃん可愛いなー。男の子だったのが残念。ひらひらふりふりのゴスロリ女装少年でも他人にバレないとか、どれだけ可愛いんですか。
アンケートでもおすすめして頂きました! ありがとうございました!
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若だんながあの世に行ってしまう!?「鬼と小鬼」。表題作「ちんぷんかん」は広徳寺にやって来た親子は縁談をまとめてほしいと秋英に頼みにくるが、実は親子は妖怪で。「鬼と小鬼」「ちんぷんかん」「男ぶり」「今昔」「はるがいくよ」の5編。
若だんな自身の切なさが染み入る「鬼と小鬼」。若だんなの純粋さというか綺麗さがよく分かる一編。
「男ぶり」はおかっつぁんとおとっつぁんの馴れ初め。
「今昔」は妖たちがわくわくする様が「つくもがみ貸します」のつくもがみたちと重なった。妖怪ってやっぱり悪戯好き。
「はるがいくよ」は切なかった。小紅とのこと、何より兄やたちの若だんなへの静かな思い。そして若だんなが抱く答え。いつか決めるときが書かれるんだろうか。
「竜潭譚」「薬草取」「二、三羽——十二、三羽」「雛がたり」「七宝の柱」「若菜のうち」「栃の実」「貝の穴に河童のいる事」「国貞えがく」の9編。
字体が字体だからか、語り口がそうなのだからか、ひどく読みにくいという印象。風景の描写はきらめくようなのに、作品としてあまり頭に入ってこなかった。擬音語とか鳴き声とかは、まるでその場で語られているかのようだった。
字体が字体だからか、語り口がそうなのだからか、ひどく読みにくいという印象。風景の描写はきらめくようなのに、作品としてあまり頭に入ってこなかった。擬音語とか鳴き声とかは、まるでその場で語られているかのようだった。

吸血鬼と人狼族の連合部隊はついに戦いを始める。ベラはエドワードとともにいることを決め、エドワードもまたそれに応えた。そしてベラは自分のジェイコブへ向ける思いとようやく向き合い。
この巻はにやにやが止まらなかった。しょっぱなからベラとエドワードの「一線を越える」話が一悶着あって(にやにや)、結婚というワードが具体的になって、指輪のことがあって(にやにやにやにや)、そしてその後アリスがかなり可愛かった。
ベラがジェイコブに対して抱いていた感情が、ちょっと納得できなかった。それってありなのか……。エドワードがちょっとかわいそうだ。命を盾にされたら考えるかもしれないけど、家族じゃないのかそれは。とちょっと悶々した。
結婚まで秒読みか。ラスト周辺はにやにやが止まらなかった。