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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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彩雲国物語―はじまりの風は紅く (角川ビーンズ文庫)
秀麗は彩雲国でもピカいちの名家・紅家のお嬢様。なのに家計は火の車。明日のごはん代を稼ぐため、舞い込んだオイシイ話に飛びついたのはいいけれど、その依頼ときたら即位間もない「ダメ王様」の教育係で、しかもお仕事(アルバイト)期間中は貴妃として後宮に入れというものだった。ほかに妃嬪のいない空室アリの後宮で、まったく女に興味ナシの困った王様と秀麗師(せんせい)の、奇妙な関係がはじまる! 〈第1回ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞〉(裏表紙より)

再読。以前読んだ時(帯はアニメ化のがかかってるのでそのくらい)は設定がごちゃごちゃしててちょっと読みにくいなあと思ったのだけれど、久しぶりに読んだら非常に楽しかった。真っすぐな道は王道なのに、そこに色んな背景を持った人々が関わってくることで、騒がしくもあり楽しくもある素敵な小説!
かなり、大人世代それもじいさま方の、苦悩や思いが描かれていて、この辺りとても切ない。解決してない不思議はあるんですが、でもこれも中華風ファンタジーの醍醐味と思うことにする。
楽しかった! オススメありがとうございました。記事を書くのが遅くなってすみませんでした!
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ハルシフォンの英雄 (角川ビーンズ文庫)
新興国アダルシャンには、王権を守護するという宝剣がある。剣の名はハルシフォン。先頃、皇女ユスティニアと結婚した、戦神の誉れ高い王弟アレクシードに下賜されたものである。だが国王ユーゼリクスの剣となるべき英雄(アレクシード)には、現在(いま)も黒い噂がつきまとう。果たしてかれに、王の守護者たるべき資格があるのか、と。そんな折、アダルシャンと隣国との間に、国境の領土問題が発生して…? 「アダルシャンの花嫁」に続編登場!(裏表紙より)

前作である「アダルシャンの花嫁」での容赦ない展開に、大切な人を失ったアレクシード。非常に人間関係と政治部分がどきどきするシリーズだなあと思いました。うじうじする(でもやることはちゃんとやる)アレクシードが非常にいい登場人物で、彼が何を見つけていくのかというのが非常に綺麗な気持ちで見守りたくなる。
兄と弟の気持ちが、微妙にすれ違っているのに悶えてしまう。どちらも相手を大切に思っているのに、そしてそれぞれ正しいと思われる行動をしているのに、どうしても正面からかち合わない。ユーゼリクスがアレクシードのため彼を内政に近付けなかったのに、という思いと、アレクシードの兄のために国を守らねばという思いが、どうしてこうも他人の思惑や政治のせいですれ違ってしまうんだろう! これはいい兄弟小説です。
99%の誘拐 (講談社文庫)
末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには八年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして十二年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。その反抗はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。第十回吉川英治文学新人賞受賞作!(裏表紙より)

導入の、息子を攫われた男の手記のところからものすごい勢いで引き込まれてしまった。
コンピューター制御による犯罪。88年刊なのに、私が読んだ21世紀の現在なら可能なのかもしれないと思わせるところにぞくぞくした! 多分警察の捜査も進化していると思うけれど、とても面白かった。
とても冷静で理性的な誘拐と復讐だったように思う。手記を読んだのが十一年後だとすると、その一年間に誘拐の準備をしたわけで。そうなると彼の心は、冷静というより狂気で静かだったようにも思う。
オススメありがとうございました!
チャイルド44 上巻 (新潮文庫)チャイルド44 下巻 (新潮文庫)
スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた……。ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て、世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作!(上巻裏表紙より)

先生からお借りした本。
ひどく貧しい人々のシーンから物語は始まる。衝撃的なシーン過ぎる。「誰かに食べられる」という言葉は比喩だと思ってたのに、そのまんま事実だったというのが下巻で分かるのが怖かった。
上巻はレオが、フョードルの子どもの死体と同じ惨殺死体を発見するところで終わる。上巻はミステリーというより、ここがどういう世界でどういうことが許されまかり通るのかという説明だった気がする。頭の中で「オルフェウスの窓」ががーっと通り過ぎていった。
大変なことにまったく伏線に気付いていなくて、明かされたものにびっくりした。逃亡と追跡を二つやってのけるレオにどきどきして、葛藤を抱えて苦悩する彼にも魅力を覚えた。国家がなければ個人は成り立たない国での、個人を守るための物語だったのかな。ワシーリーとの決着や、犯人との決着、そしてレオが選んだ未来。結末はまさに、子どもたちの未来のためのものだった。ラストの素晴らしさは、世界観の残酷さや不条理さのために際立っていたと思う。
作家の読書道
WEB本の雑誌連載のインタビュー「作家の読書道」を再構成、単行本にまとめて収録。作家たちの読書遍歴、著作についてなどをそれぞれが語る。

面白かった。作家さんの読書遍歴なんて知る機会がないので(雑誌を滅多に読まないから)こういう一冊はとても面白い。
それぞれの作家さんの語り口の特色や、どういう本を読んできたか、どういう子どもだったかというのが読めて面白かった! たくさんメモした。結構読むことから離れていた時期があった、という作家さんが多いみたいだった。村上龍の名前を結構見たり。読まなきゃ……と思う。面白い本、オススメの本に目がない。
ゴシック&ロリータ幻想劇場 (角川文庫)
エリザベス・カラーを
首に巻いた少女たちが
この世に解き放たれた——。
少女ファッション誌「ゴシック&ロリータバイブル」に掲載された傑作短編に、単行本未収録分を加えた決定版! 怪奇、不条理、恋、愛、夢、妖精、ロック……、とびきりロマンティックでスイート、だけど可笑しくって、ときどきどこか哀しい20編。オシャレでキュートな物語をめいっぱい詰め込んだ、大槻ケンヂの幻想劇場へようこそ。(裏表紙より)

裏表紙のあらすじ文がキラッキラしてて眩しいぜ。
すごーく面白かった! すごい。うまい。これだけあっさり読めるのに楽しいってどういうことだ。
最初に収録されている「巻頭歌——エリザベス・カラーの散文詩」がちょっとビクッとしてしまってまさかこういう話ばっかりか! とどきどきしたんだけれど、笑えるし泣けるしびっくりするしという話がたくさん詰まってて全然飽きなかった。
「戦国バレンタインデー」は留名(おうすごい名前)が「やあ、ワシは神様じゃ」の台詞で登場した神様によって戦国時代に飛ばされ、自決の時を待つお姫様と侍の交流を描く。べたなのにときめいた。ラストがとてもいい。
「二度寝姫とモカ」はファンタジー。短編ならではの素敵な話。猫いいよ猫。猫とお年寄り最高。
本当に楽しかった! オススメありがとうございました!
エバーグリーン (双葉文庫)
漫画家になる夢をもつアヤコと、ミュージシャンを目指すシン。別々の高校に進学することになったふたりは、中学校の卒業式で、10年後にお互いの夢を叶えて会おうと約束する。そして10年。再会の日が近づく。そのとき、夢と現実を抱えて暮らすふたりの心に浮かぶものは……。
単行本刊行時、大反響を呼んだ青春小説の傑作がついに文庫化。恋と夢と現実のはざまで揺れ動くあなたに贈る物語。(裏表紙より)

すごーくすごーくすごーーーく良かった!
少女と少年が、十年後にお互いの夢を叶えて会おうと約束する。中学生の二人は、相手が自分に力を与えてくれる存在だと知っているものの、大切すぎて恋人とかそういうものではない、というシチュエーションにまず悶えた。ピュア! ピュアすぎる!
十年の月日が流れて、シンは現実を目の当たりにして夢を諦め、アヤコは夢を叶えながら現実を遠くにしている、という相反する二人の状況がすごい。そこから二人がそれぞれに遠くにしていたものを見ようとして、掴もうとして、もがいて、その後にようやくやって来た二人の再会、というのが盛り上がりすぎてもうぼろっぼろ泣いた。シンクロしすぎた。
感動した。バイブルにする。オススメありがとうございました!
書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記
きょうも早くおうちに帰って本を読もう——
作家・桜庭一樹は稀代の読書魔である。
ハルには穴居人生活をしつつ、冬にはコタツで亀になりながら、
今日も今日とて本を読むのだ。
『赤朽葉家の伝説』日本推理作家協会賞受賞から
『私の男』直木賞受賞までの耽溺の日々!(カバー折り返しより)

面白かった! この本には前巻があるようなので注意。しかし前巻が図書館に入っていない……。
桜庭さんは超がつく本読みさんなんだな。羨ましい。私もがつがつ読みたい。本屋行って面白そうと思うやつ買いまくりたい。
桜庭さんは翻訳小説の方をよく読まれるんだなという印象。でも日本のものも読み込んでいるという感じが。すごいなあ、どういうものが蓄積されてるんだろう。
対談だったか、『私の男』で実体験ですかとインタビューされて〜という話は確かテレビでインタビューそのものを見た覚えがある。うっわ失礼な質問(当時読んでいないながら)と思ったのと、桜庭さんの間を置かない答えが怖かったので覚えてる。
この本の中で持ってる本は、「はてしない物語」くらいかも……。それも話題に出ていた箱入りの2800円のを……。
上と外〈上〉 (幻冬舎文庫)上と外 下 (2) (幻冬舎文庫 お 7-10)
両親の離婚で、別れて暮らす元家族が年一度、集う夏休み。中学生の練は妹・千華子、母とともに、考古学者の父がいる中米のG国までやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。すぐさま四人はクーデターに巻き込まれ、避難中のヘリから兄妹が落下、親子は離ればなれに!? 疲労困憊でさまよう二人の身に、異変が……。息もつかせぬ面白さの新装版上巻。(上巻裏表紙より)

もうちょっと暑い時期に読んだら良かった! 読んだのは二度目(一回目は単行本で)だけれど、細かいところを覚えていなかったので新鮮で面白かった。
少年少女のサバイバルもの。とても練も千華子も頭のいい兄妹で、見ていて安心なんだけれど、展開がちっとも平和を許さないというか。分厚さがどこまでこの話は行くんだと思わせるというか。地下迷宮いいなあ。王の世界という言葉にもときめく。不思議なリーダーの少年ニコの魅力とか! 「モンジャヤキ」のニコが年相応の少年でかわいい。寄り添う兄妹も良かった。ものすごく冒険しているので、どういう形で決着がつくのか、再会の方法はとか思い出せずにどきどきしながら読んだ。
ラストはすごくいい! 大人サイドがあるので、大人向けライトノベルっぽいかもーと思いつつ、焦点は子どもたちなので子どもが読んでも楽しめる感じ。やっぱりこれ若い世代に読んでもらいたいなあと思ったり。

 なあ、そう思うだろう?
つむじ風食堂の夜
『雨降りの先生』こと私が訪れるのは、十字路の角にぽつんと灯をともす食堂。訪れる人々はただ日々を生きているだけ。ありふれた日常。でも、きっとそこには物語があるのだ。

あらすじを書くのがとても難しい話だ。作者の方はクラフト・エヴィング商會のお一人。
淡い光に照らされているような小説で、装幀がとても相応しいわーと思っていたら、商會のお二人がされているらしい。やっぱりなー。
癒しの物語、とか書くのは嫌いなんだけど、でも癒された。和んだ。現実世界でありながら、不思議空間が出来上がっていて、それをちょっと垣間みている感じが素敵だと思う。
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Author:月子
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