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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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冷たいキスをあたしに (トワイライト 8)
ジェイコブに連れられ、ベラは人狼族の始まりの話を聞く。その一方、シアトルでの連続殺人事件が吸血鬼の新生者によるものだと判断したカレン家は、かれらを野放しにするとヴォルトゥーリ一族が介入しベラを狙うだろうと判断し、殲滅に乗り出す。ジャスパーが過去を語り、人狼族を味方につけ、だがベラは恐ろしいつながりに気付く。もし、すべての事件が繋がっていたら。

ベラは不安じゃないのかなーと思ってた、吸血気になったら好きじゃなくなるんじゃないだろうか、という不安をようやく口にしてくれてほっとした。同じ香りがしなくなるんじゃないかとも思ってたから、考えてるんじゃないかと。
事件がそろそろ盛り上がりを見せて来たのに、ベラが変身するところがまだはっきりしない。せっかく卒業したのに。でも第4部ではその葛藤でべたべた甘甘になるんだったらまだいいかな……。
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赤い刻印 (トワイライト 7)
ジェイコブとすれ違い、エドワードとアリスはジェイコブの元にベラを行かせまいとする。ロザリーの過去を聞いたベラ。そしてベラがカレンたちの仲間になる決意が固いことを知ったジェイコブ。しかし、またやってくる執拗なヴィクトリアの脅威。

ジェイコブがひたすら必死だという巻。ベラが言うんだから聞き分けろと思うこともしばしば。
ロザリーの過去が明らかになるのだけれど、これは映像で見た方が怖くてぞくぞくすると思う。
ベラの『ゴージャスなライバル』って表現がおかしい。
早く変身するまでが見たいなーと思うじれ具合。
うつろ舟―渋澤龍彦コレクション   河出文庫
私が読んだのは福武文庫版だったけれど、在庫がないようなので河出文庫版を張っておきます。
「護法」「魚鱗記」「花妖記」「髑髏盃」「菊燈台」「髪切り」「うつろ舟」「ダイダロス」の八編。
「護法」の話は聞いたことがある。護法童子が男の願いを叶えて、女房の首をすげ替えるという話。これが一番妖譚として好きだったかな。
「魚鱗記」は魚を狂わせる様を楽しむという遊戯に興じていた頃の、ある一家で亡くなった女の子が幽霊として出たのを客人が見る話。少し子ども向けっぽかった。「菊燈台」は塩汲みの奴隷が長者の娘に気に入られて炎の中に、という話。安吾の「夜長姫と耳男」と似た匂いがした。そのせいか、かなり印象に残っている。底深いところにあるエロスというのか、そういうもの。
どこかにいってしまったものたち
クラフト・エヴィング商會が現在までに失ってしまった商品である「どこかにいってしまったものたち」の記録を探り、紹介する一冊。

面白い。内容としては、幻想的な商品の紹介。「月光光線銃」とか、「硝子蝙蝠」とか、「瞬間永遠接着液」とか。こういうのの説明書を一つ一つ作って本に収めています。
クラフト・エヴィングとしてはこれが最初の本らしい。高い。160ページほどの本で2400円。カラーの写真とかが入っているからかな。でも、こういう本を一生作っていけたら幸せだなと思う。
本というより幻想写真集みたいなのなので、アイディアとかイメージの種になる本だと。
クジラの彼
ミリタリー恋愛もの。テンポが軽快でかなり面白かった!
「クジラの彼」で使った「クジラ」辺りの表現は結構あるものなんだろうか。見たことある。合コン→高物件の彼がある女の子の一言に惹かれるみたいな展開はありがちなのか? 合コン分からん。
「国防レンアイ」かっこよかった! 三池さんが檄飛ばしてその後「……ひどい!」と男性隊員たちが顔を覆うのが思い浮かんで噴いた。
「ファイターパイロットの君」は茜ちゃんが可愛かった……。そして高巳がいいパパで、ちょっとずれてる光稀がやっぱりかわいいのだった。
「国防レンアイ」、「クジラの彼」、「ファイターパイロットの君」と「脱柵エレジー」くらいがベスト3かな? 「ファイターパイロットの君」は、「空の中」を買ったので初読みしながら探しておきます。

アンケートからのおすすめでした。ありがとうございました!
上橋菜穂子「獣の奏者」I闘蛇編 II王獣編
クラフト・エヴィング商會「クラウド・コレクター」
森銑三「物いう小箱」
川上弘美「物語が、始まる」
畠中恵「しゃばけ読本」「つくもがみ貸します」
ステファニー・メイヤー「トワイライト」4・5・6
吉田音「夜に猫が身をひそめるところ」
恩田陸「『恐怖の報酬』日記」
三浦しをん「仏果を得ず」
有川浩「クジラの彼」

今月面白かった本。
クラフト・エヴィング商會「クラウド・コレクター」
架空の旅行記を調査するっていう内容と、不思議さに打ち抜かれました。

恩田陸「『恐怖の報酬』日記」
恩田さんかわいすぎた。そして楽しい。
仏果を得ず
twitterの方で文楽の話題を見たので読んでみたもの。すっごく面白かった!
文楽って実は見たことがない。けれどこんな舞台だったんだなあ。芸の世界ってすごい。
プリン好きの兄さんとか、すぐ扇子でぶったたく師匠とか、我関せずな兄弟子とか、軽い女に見えて実は料亭勤めとか、人物がみんな楽しい。兎一兄さんが堤/真/一/氏で再生されてしまうんだが兎一さんはそんな年頃なんだろうか。健は羽海野チカさんの絵で竹本君のイメージ。
恋のところはなんだか泥臭いなあと思ったんだけれど、感情と役をつかんでいくというあたりはいいなあと思った。
本物見に行きたいなと思ったりした。つい裏側を想像してしまいそうだ。
これ、続き出たらいいのにな!
「恐怖の報酬」日記―酩酊混乱紀行 (講談社文庫 お 83-6) (講談社文庫 お 83-6)
恩田さんちょうかわいいのだった。飛行機が本当に嫌いなんだなあ。
105ページからの話の創作についての話にすごく共感した。ここは丁寧にしておこうとかそんな勘が働いて、書いていく内に「あ、ここにつながるんだ」という感覚が起こる。「書いてみないと分からない」「なんとなく伏線を張っておいた」なんだよな、私も。一度書き終わってから直していくうちにここにつなげられるんじゃないかとやったりもする。
ロバートとかアルバートとか、爆笑した。
つくもがみ貸します

江戸時代もののミステリーと義姉弟の一方通行ラブ。ときどきふっと出てくる一方通行と、語り口調にときめける。
清次がかっこいい。スマート。なのにお紅のことになると恋する青年。お紅はしっかりしているように見えるけれど、もうちょっと早く気づけーと思った。つくもがみたちも一癖あって、清次とお紅との攻防が楽しい。
喋り方や書き方が、優しく語られているようで畠中作品はすごく好き。「〜だよ」「〜かい?」とか。
ラストの「ああ、良い日だよ」がじんわりくる。
嘆きの堕天使 (トワイライト 6)
アリスと再会したベラ。しかしアリスが告げたのは、ベラが自殺したと思ったエドワードが、死ににいくためにヴォルトゥーリ一族のもとへ向かったということ。止めるジェイコブを振り切ってベラはアリスとともにイタリアへ飛ぶ。

エドワードに再会するところは感動。
「だめよ!」あたしは絶叫した。「エドワード! あたしを見て!」
 エドワードには聞こえていない。かすかにほほえみ、太陽の光をまっすぐ浴びる方向へむかって片足をのばす。

エドワードが微笑んでいるというのが切ない。きっとエドワードは安らかな気持ちだった。こんなにひたむきな思いがもうもだえて仕方がない。
エドワードが戻ってきたところでようやく物語が落ち着いた感じ。ジェイコブはいい子なんだけどやっぱり違和感があるんだよな。
エドワードの甘い言葉が「トワイライト」の醍醐味だと思う。
「きみは永遠に、たゆむことなく、ぼくをつなぎとめる」

↑二人でいるとしょっちゅうこんな会話してる。くうううう。
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Author:月子
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