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朝霧 (創元推理文庫)
前作『六の宮の姫君』で着手した卒業論文を書き上げ、巣立ちの時を迎えたヒロインは、出版社の編集者として社会人生活のスタートを切る。新たな抒情詩を奏でていく中で、巡りあわせの妙に打たれ暫し呆然とする《私》。その様子に読み手は、従前の物語に織り込まれてきた絲の緊密さに陶然とする自分自身を見る想いがするだろう。幕切れの寂寥たる余韻は自作への橋を懸けずにはいない。(裏表紙より)

「山眠る」「走り来るもの」「朝霧」の三編。大学を卒業して出版社の編集者として仕事を始めた《私》。文学の話が多くなって、円紫師匠の落語の話が少なくなってきて寂しいなあと思ってたけど、久しぶりに「朝霧」は落語の話で楽しかった。文学の話もいいけれど、落語の話をもっとというのが私のわがまま。
これを読むと、《私》の文学的博識さに焦りを覚えるんだよなあ。私は現代ものばっかり読んでるから、本物の文学少女ではないし。けれど名作と呼ばれる文学の話やつながりが、とても面白いシリーズだと。
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